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ずぶ濡れセーラー服
新里千晶が彼女と出会ったのは、夏が終わろうとしていた9月下旬、雨の日だった。
千晶は姉に頼まれていた買い物を済まし、家に帰る途中だった。
いきなりの雨で千晶はずぶ濡れになった。近くの公園で雨宿りをしていたときのことだった。
彼女は雨が降る中、公園の真ん中でボロボロの人形を抱きかかえていた。
セーラー服は雨で濡れ、ちょっぴり下着が見えて((((自重
千晶は不審に思いながらも、彼女の元に近づいた。次の瞬間、
「×××××××××××!!!」
わけのわからない言葉を発し、人形を宙に投げた。
すると、眩しい光が彼女と人形を包んだ。
千晶はあまりの眩しさに目を細める。
「な、何…!?」
眩しくて何が起きているのかも理解できない。
やがて光は消え、彼女の姿が現れた。
が、
腕にはあの人形はなく、代わりに超絶美人の女がいた。