【プロットタイプ】宗教アイス
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
なんだかんだ言ったって、所詮、花一匁だよね。
「瑠衣たぁ〜ん!! ご存じ鏡花ちゃん、アイス買って来たと。今から食るっぺ」
そう言って冷蔵庫の中から取り出したのは、背の低い円柱のボックスだった。一人、嬉々として蓋をこじ開けると、並んでいたのは丸こい氷菓子だった。
色合いは華美で派手な物と、茶褐色の地味な色合いに分かれてる。
俺は渡されたスプーンで軽く球突く。到底、切っ先が入りそうに無かったので、無理に力を込めると持ち手が折れそうだったので諦める。
「硬ぇ」
「そりゃそうよ。冷凍庫取り出しすぐだもん。へへへ。何でも受け入れボックス」
鏡花も同じように突っついて、切っ先を舐めている。しかしアイスが溶けるまでと思ったのか、徐に口を開き始めた。
「宗教ってのは、この中に入ってるアイスぐらい寛容なんだよ」
突然、話しが飛躍するのは何時もの事なので、今回は何故そうなったか考察する事にした。
本日、此奴は買い物に出掛けた。靴やら本やら栞やらを購入した。靴や栞が関係あるとは思えない。ステンドグラス製の栞は猫と苺であったし。そうなると本か。
確か読んでいたのは美術書だったな。本来、美術と宗教は密接な関係がある。
そもそも、文字が読めない人々の為に、絵画を描く必要性があったと言われるぐらいなのだから。
そう合点が言ったので、改めて鏡花を見る。
「人種の違いがあれ、考えが違う人であれ、異教徒であれ、全てを内包するものなんだよ。……ただ人が行使しているから、結局はその力に使えて暴走してしまった」
鏡花と共に教会の見学に訪れた時のポスターの謳い文句を思い出す。『教会は信者のものだけではありません。是非“何方でも”ご参加下さい』と。
それぐらい本来は万人に寛容なのだ。考えが違う人間を排するものではないと、その言葉からも分かる。
ただ如何せん、人間は楽をする生き物だ。欲に従う生き物だ。その為ならば手段を選ばない。例え崇高なものであっても。
アイスが熱を抱え、ゆっくりと溶け出して来た。様々な色が混ざり合って、サイケデリックな模様を作り出す。汚くも、濁りつつも、其れこそがこの性質だと言うように。
「そろそろ良いかな?」
鏡花はスプーンの切っ先をまた突き立てると、転がす様にアイスを引き離す。皿の上に乗せられて居るのは、見るも鮮やかな色合いのものばかりだった。
俺も同様に茶褐色のものを中心に取って行く。
「でも所詮、そんなもんだよね」
そう言って、淡いライトグリーンのアイスを口に含んだ。
鏡花の言う通り。そんなもんだ。
タイトルに着いて、
『宗教アイス』と『宗教愛す』の掛詞。
どの宗教にも根底にあるのって、人に対する慈悲だと思ってるんで。
以下は宗教に詳しくないペーペーが言ってる言葉なので、適当に流して戴けると。
何時も何処かで宗教戦争勃発してますが、本来はとても優しいものなんですよ。
間違いを、罪を犯したら悔い改めて、相手も自分も受け入れる。そうして世界が一つになれば良いね。
というもの。
其れこそ、このボックスに入ったアイスの様に、一枚岩。形が崩れても溶け合って一つなる。ぐらい。
だから『この宗教の奴とは仲良く出来ねぇ。弾圧してやる。排除してやる』っていうのは、本来考え方からして真逆。
でも行使しているのが神様じゃなくて人間だから、こういうことが起きる。
自分に都合の悪い奴は全て敵。って彎曲した結果だよなぁと思います。
だからこれ、最後の一文は自虐なんです。
こんな優しいこと言ったって、私も所詮人間。
好みのものばかり取っていく。華やかな色合いをしたアイスばかり取っていく。そうやって“差別”してる。
だから『人間そんなもん』で終わらせてます。
ここからは単純に〇〇アイスクリーム好きの暴走。
こんなんだから争いが止まないんだ。
好きなアイスの味が、皆華やかな色合いしてるんですよ。
ポッピング〇〇〇〇。
ラブポーション〇〇〇〇〇〇。
下の方の名前を馬鹿にする人が居ると聞いて、『ただし、否定派、テメーはダメだ』状態です。
何が『子供っぽい』だ、何が『そんなの好きなんだ』だ、『乙女かよw』だよ!!
苺ちゃんよりパンチある、あのラズベリー味を知ったらそんなこと言えんくなるぞ。
時折砕けたチョコハートをポキポキすると、甘酸っぱさの中にチョコのほろ苦さが加わって、空気変わるねんっっっ。
甘過ぎや甘さ十割じゃなくて、甘さ七割じゃけん。
子供の頃は分からんかった味じゃけん。
※作者は此処と〇〇〇カットでラズベリー味に目覚めたので、如何せん強火。
※〇〇〇カット、ラズベリー味の謳い文句は『“大人の”甘さ』じゃぞ!!