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⑤潰れたケーキを換金してもらおうとしている人の潰れたケーキを置き引きしていく

・商店街(午後)

白いコックの衣装を着たケーキ屋さんがケーキを買った人(おばさんorおじさん)に問い詰められている、その様子を観察している七世、それらを盗撮している撮影陣、


ケーキを買ったお客さん『これ、買ったら、つぶれてたんだけど』

ケーキ屋の店員さん『あの、これってこちらの、○○ケーキ(ケーキの名前)ですか?』

客『そうだよ、あけろよ』ケーキ屋にケーキを渡そうとするがケーキ屋はケーキを受け取らない

ケーキ屋『あの、お客様から商品のケーキを渡されても開けてはならないことになってまして』

客『はあ、いや、あなたのとこのケーキがつぶれてたの、わかる?つぶれてるでしょ』客はケーキの中身を空けてケーキ屋に見せる

ケーキ屋『はい、、つぶれてます』

客『これ、子供の誕生日のケーキなの、バースデーケーキは買えないけど、せめてって思ってこれ買ったの、蓋開いたらこうなってるの、どんな気持ち?』

ケーキ屋『はい、もうしわけありません、あの同じケーキと交換し』(セリフをかませる)

客『いや、もうよそでケーキは買ってるから、返金して、はいレシート』

客、ケーキを脇に置き、レシートを店員に見せて渡す

ケーキ屋『はい、ではこちらのケーキと引き換えに商品の代金を返金しますね、大変申し訳ありませんでした、すいませんこちらに記載の日時でよろしいでしょうか』

客『早くしてくれない』

ケーキ屋の店員『はい、しょうしょうおまちください』


脇に置かれたケーキを七世は置き引きし撮影陣に合流する、その様子をケーキ屋の店員はお客の対応をしながらカメラを遠目に見ている


七世『おい、おい、とっととズらかるぞ、おい』

その場を後にする撮影陣と七世



~カット割る~

撮影陣と七世、歩いている

ディレクター『すごい早業でしたね、あのさっきの方、ケーキ代どうなるんでしょうかね』

七世『払われねえよ、ケーキが盗まれてっから』

ディレクター『はあ、ああいう、なんか交換の商品とかって、お店の人とか注意が散漫になって見逃しやすくなるんですかね』

七世『何言ってんの?あれ依頼だよ、ゴトじゃないよ』

ディレクター『え、』

七世『だから、店が依頼してんのよ、いっつも返金させに来るんだって、一口とか半分かじって、さっきの客が、だから店が手続きしてる間に置き引きすることになってんの俺が、そしたら金返さないでいいでしょ店は、客にモノがないんだから、わかる?』

ディレクター『あ、じゃあ、さっきの返金してくれって言ってたあの人がクレーマーみたいな感じで、毎回くるから、返金しないで済むようにするためにそれで七世さんに依頼がきてるってことなんですね』

七世『そういうこと、そういうこと、もうちょっとボケも入ってるからさあ、あのお客さん、だからしょうがないよね』

ディレクター『え、じゃあ、これ、なんかいい盗みですね』

七世『いや、依頼だからね、そりゃ誰かしらは得することになるよね、、、せこい依頼だよ』



~カット割る~

七世『じゃあ、ちょっと報酬です、今回現物のみですけど、撮影します?お宝とかじゃないんですけど』

ケーキの箱を開け、つぶれたケーキを撮影陣に見せる七世


ディレクター『これ、食べるんですか?』

七世『いや、俺あまいもん食わないんで、、、あの、ちょっと仲間、まあ、俺の峰不二子にちょっとあげようかなと思いますね』

ディレクター『えっ峰不二子的な女性もなんかその世襲でおられるんですか?っていうか実際におられるんですか、女性の怪盗も?』

七世『そうりゃあ、昔はいたと思いますよ、女性も』

ディレクター『じゃあいまから会いに行かれるのもそういう職業というか、代々峰不二子を受け継がれてきたような方なんですか?』

七世『いや、、、俺の峰不二子はその、峰不二子的なポジションっていうだけで、俺にとって峰不二子的なポジションってだけで、その名前とかも本名は全然違いますし、そのなんだろうな、今はそんなにゴトはやってねんじゃねかな、もちろんあいつ、免許もないから依頼もこないですし』



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