かわいそうな姉さん。
昔からお父様は厳しく、全てに対し私に高い水準
を求めた。
ピアノ。
バレエ。
書道。
陸上。
数えきれないくらいの習い事。
全て結果を出さなければ・・・。
ドスっ?
『ぐはっ!おお父様、お許しを・・・。』
腹
背中
尻
全て脱がされ、殴る蹴る。
『ああああああああっ!!!』
熱く熱された火かき棒を秘部に当てられる。
『なんでだっ!なんで、賞を取れない!このクソがっ!!』
私が全て背負わなければ、
妹が、妹に被害が及ぶ。
遠縁の親戚に当たる、お父さまに引き取られた。
ただでさえ、お荷物だ。
結果を出して認められなければ、
私達姉妹は食事すら与えられない。
だから結果が出なかった時はこうやって
お父さまの慰みものになるしかない。
暴力を一通りふるった後は、お父さまは性欲を
満たす。
ランにだけは。ランだけは純粋に。
本当に愛した人にその姿を見せてあげて欲しい。
私はただの、人形だから。
お父さまの期待に応え、ランの安全を提供する。
任務をこなすだけの機械人形。
♦︎♦︎♦︎
『お姉さんが!そんなっ!』
姉は今は、休部中だ。学校には来ているから、
ロッカーの出入りはできる。
ガラッ!
『ランいるかしら?』
お姉さんが練習中の教室に入ってきた。
一同は引き戸を開けたロンを見る。
汚いものを見るような視線。
『財布だ。』
『やっぱりロンが取ったんだ。』
『実の妹の財布取るとか最低。』
投げかけられる、泥棒コール。
『先生・・・、私!』
あのデブに抱きつく。
ふふ、たぎらせてるに違いないわね。
下心しかないクソ教師。
『えー、ロン君。ちょっと生徒指導室に来なさい。みんなはもう授業に向かいなさい。』
『え?』
姉さんは、先生な腕を強く掴まれ生徒指導室に
連れてかれた。
1時間目が終わる頃。
姉さんは教室に帰ってきた。
こころなしか乱れてる制服。セーラー服のリボンが取れかかっている。太ももに伝わる血。
あの教師、たぎらせたからなあ。
姉さんは苦痛に歪んだ顔で、席に座る。
かわいそうな姉さん。
♦︎♦︎♦︎
『いってきます。』
ランは主役になってから張り切って朝稽古に向かう。
『いってらっしゃい。』
ん?
下駄箱に、ランの財布が置きっぱなしだ。
困るだろう。
後で届けてあげることにしよう。




