表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/15

姉殺し。

『ロン!ロン!しっかりしろっ!!』

床に倒れる。胸を強打する。


『あ・・・が・・・。』

なんだ?

体が動かない・・・。


視界が大きく揺れる。

こんな体調不良・・・?


水筒を見る。


『あ、あ、、あれか・・・。』



そのまま視界が暗くなっていった。



♦︎♦︎♦︎

お姉ちゃんが倒れた。

お姉ちゃんの代役なんて面倒くさい。

別に、求めていた役柄なんかじゃない。


毎朝早くからの稽古。

お姉ちゃんはこんなプレッシャーの中こなしていたのか。


ただ似てるからというだけで、文化祭発表の演劇の主役をやらされるなんて。


めちゃくちゃ面倒だ。



朝の稽古が終わる。

ロッカールームで着替える。

『えーっと・・・・。』

無い。


財布が無い。



確かに入れたはずだ。鍵もかかっていた。

ふざけてる。


演劇部の練習で使っている教室に駆けた。

『先生。』


『なんですか?ランさん。』

『ロッカーに入れていた財布が無くなりました。』


困った顔になる先生。

『それは、困ったね。』


メガネ。

デブ。

汗臭い。


演劇を教えるのがとてもうまいのと、

こんななりで、若い頃は演劇部でそれなりにブイブイ言わせてたらしく、根本はエロ、勘違い野郎だ。


だからこそ、扱いやすい。

『その、先生・・・私!』


手を握る。

『わ、わかった。犯人探しをしようか。』


若い頃モテて、今モテない男。

そんな男がこんな可憐な学生に言い寄られているのだ。


下半身をたぎらせてるに違いない。

『ありがとう、先生・・・。』

涙。

上目遣い。

胸を押し付ける。



バーカ。




かくして、演劇部員は招集をかけられた。



1人1人荷物チェックさせられる。

出てこない財布。


ある女学生が発言する。


『そーいえばさあ、朝稽古行く時に誰か入っていくのが見えたんだよねえ。』


『えー、誰々??』


騒ぎ立てる部員。


『静かにしなさい。ったく。一体誰が。』


『でも、みんな練習してたよねえ。アリバイあるんじゃないですかあ?』


そう、全員アリバイがあり盗みに入るタイミングなんてなかったのだ。


『えー、1人だけいるじゃん!』


『誰々ー?』







『ランの姉貴。』


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ