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プロローグ

 

  「...君、 裕樹君ってば!」

 

  ん?誰?自分の名前を呼ばれた気がする。


  「ゆーうーきーくーん?」


  自分の名前を呼ぶ謎の声。しかしこの声はアニメヒロインの声に近いな。

  まさか、この声の主は美少女なのか!?名前を呼ばれたら返事をせねば!


  「..........はい?」


  目を開く。

  なんと、目の前には自分と同い年っぽい美少女が!


 〜そして始まる手に汗握る少年と少女達の物語〜



 ***********************

 

 

  ...そう思っていた時期が私にもありました。

 

  ...美少女はいなかった。

  その代わりにいたのは...


  「やっと起きましたか。」


  先生だった。

  代わりですらない。

  ...うん、夢だと思ってた。

  思ってたよ....


  「うぐっ、ひぐっ。」

  「何か怖い夢でも見ていたんですか?」


  現実は非情である。

  今の自分の状況を確認する。

  5時間目の国語の授業でウトウトしていたのは覚えている。

  それが原因で寝たんだと思う。

  でもまあ、給食後の5時間目に“居眠りしたくなる教科ナンバーワン(多分)”の国語だし。寝てしまうのは当たり前か。

 

  じーーーーーーーーーっ。

 

  クラス全員が自分を見ている。クスクス笑っている人もいる。

  やめて、そんな目で僕を見ないで。恥ずかしくて死んじゃう。

  落ち着け、僕。

  取り敢えず授業をしなければ。


  「ど、どこを朗読するんでありますか!?」

  「今は国語ではなく理科の時間ですよ。」


  ブフッ

 

  あっ、誰か吹き出した。クスクスが増えてる気がする。


  「せ、先生、ラ◯ホーのせいです!」

  「はあ、で、“今回”は何の夢だったんですか?」

  「美少女に起こされる夢です。」

  「正夢になったじゃないですか」

  「え、先生美少女?」

  「成績オール0で」

  「ウワ先生スゴイ美人ダナー。」

 

 

  授業は続く。

  あ、また眠くなってきた。

  一晩中ゲームしたからかな。

  うん、絶対そうに違いない。

 

  でも、このままだと寝てしまうとホントに成績オール0になりそうだな。

  言い訳を考なくては。

  ふむ、“バーローが口癖の小学生の腕時計型麻酔銃にやられました! ”

  これでいいか、大丈夫だ、問題ない。寝るか!夢の世界にエントリィィ!

  その時だった。


  あらゆるものが光った。


  比喩でもなんでもない、本当に辺り一面が光った。

  あまりの眩しさに目が何かに刺されたような痛みがする。

  目が、目がぁぁぁより酷いと思うんですけど!!

  誰だバ◯ス唱えたやt...

 

  全身が焼けるように熱くなった。


  ぐあっ..ちょっと...何....


  僕は意識を失った。



 

 

 



 

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