とあるアパートの三週間 ピリオド
XX日
必死に逃げていた。あるものから必死に必死に逃げていた。
「なんでだよ」
衣服からは、血が大量に付着しており、手や足には傷がたくさんあった。やっとの思いで逃げ切れた思い、後ろを振り返ると女性が笑いながらこっちを見ていた。
一日前……俺と高田は一緒にノンアルコールを飲みながら、話をしていた。
「席の隣にいる浅野さんって人がいるんだけどその人がとても可愛いんだよね~」
「へぇ~そうなんだ、俺にもその人紹介してくれよ」
「やだね」
浅野さんの過去話を高田と話していると、ノンアルコールが切れていることに気づいた。
「あ~飲み物なくなったな」
「俺が買ってこようか?」
そう言った高田を俺が買ってくるよと言って俺が外に出ようとしたとき、高田があることを言った。
「横の部屋って誰か住んでるの?」
戸惑いつつも、誰も住んでないよと言って俺は飲み物を買いに行った。
スーパーに着いた時に、先ほど高田の言ったことが気になり、急いで買い物を済ませて家に帰ることにした。
何毎なかったように部屋の明かりがあったため、ほっとして部屋の電気を点けると高田の姿なかった。
高田が出掛けたのではと考え、十分ほど待ったが帰ってくる気配がなかった。
「どこへ言ったんだ?高田は……」
俺はふと思った。あいつのさっきの言動といい、もしかすると横の二〇二号室に入ったのではないかと思い、外に出ようと思ったが今の時間帯が深夜一時であり、行くのがとても怖くなった。だがその恐怖心も高田のためならどうにかなると思い、勇気を振り絞って二〇二号室の前に来た。
いざ、二〇二号室に入ろうとすると勇気がでないでいると、鍵の開いた音がしたと思ったら、高田が二〇二号室から出てきた。
「お前大丈夫なのか?」と高田に聞いてみると
「ああ」
良かったと高田の肩に触ろうとすると、
「俺、今日は帰るわ」
といって高田は帰っていった。
次の日……高田が電車に轢かれて死んでいた姿を家から近くの踏切で見た……
俺は、大学に行くのをやめて急いで家に帰った。
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで
俺は高田が死んだことを受け止めることが出来ずにいた。
その理由がどこにあるかと言えば、少し考えればすぐわかるのだが、自分はその場所に行くことすらも考えたくはないかったため、考えずにいた。
俺は何も考えず、寝ることにした。
……俺は、起きた。外が真っ暗になっていることといい、相当な時間を寝ていたのだろう。
俺は顔を洗いに洗面台に行くと鏡に血まみれの高田の姿があった。
「お前高田なのか……」
普通は驚くとこではあるが、高田の姿であったため恐れることもなく語りかけていた。
しかし、高田からは何も言われることなく、見つめ合っているといきなり洗面台の鏡が盛大に割れた。
俺はいきなりのことでなにも動けずにいると部屋の電気が落ちた。
「何が起きたんだ」
何が起きたのかわからず、唯一分かったことは手や足にたくさんのガラスが刺さっているのが分かった。
俺はとりあえず、この場所にいるのは危ないと思い、外に出ると二〇二号室のドアが空いていることに気づいた。
何もできず二〇二号室のドアを見ていると部屋の中から黒髪の長い女性が出てきた。
自分の中にある危機感が訴えてきているので逃げることにした。
逃げても逃げても追いかけてくるあの女性はなんだ……
俺は今逃げている場所どこなのかを知った。
「ここ高田の死んだ場所じゃ……」
そう思った瞬間に電車に轢かれた。
「また、この踏切で死んだんだよね~」
「この場所で死んだ人多くない?」
「やっぱり曰くつきなのかな~」
「何があるかわかんないよねぇ」
最後まで読んでいただきありがとうございます。
少ない知識を使って考えたので至らない部分多いですが、初めてのことなのでご了承ください。




