仏陀とガンジー4
「師よ私は未来からの転生者だと思い込んでいます。師の教えは将来壊れます。これは言いましたよねその防ぐ方法があります」
仏陀「ふむ教えて欲しい」
「在家だけど別の方法で救うのです」
「うーん聞いてみよう」
「まずは師が空となります。次にこの空なる師を神格化して救いを祈るのです」
「聞かなかった事にしていいか?」
「そういえば以前どう壊れるか?話していませんでしたね。未来は出家も皆師を信じるのです」
仏陀はちょっと驚いたように
「はー、そうか」
「私はどうせこうなるなら、出家だけは今のままでやれないか?と考えたからです。良い方法だと思いませんか?」
「確かに無駄であるかと言ったが、在家へ法を説くのはそこまで無駄なのか?」
「はい、ただもっと未来はおそらく師の教えを在家の方が理解します」
「奇々怪々だがそれがお前か?」
「はい在家と言えば在家です」
「どうしてそうなった?」
「まずこれは在家の無理解だけじゃないです。根本的に在家と出家の救いが違いすぎる」
「それならお前の言うような在家だけの変化もあるだろう?」
「出家が在家からの布施を当たり前のように感じ、師の教えの解釈の議論に終始して組織の外に出なくなったからです」
「ああそれで出家の一部が反発してか」
「最初は師の空を拡大解釈するだけだったのですが、その後得体のしれない存在になった師が神にされてしまったのです」
「でもお前それを私にやれと言ってるように聞こえるのだが…」
「ええまあ、そもそもこれが長持ちするのは師の言葉を誤解して永遠不滅の絶対視する背景もあったんですよ。法の維持のために組織が作られて、次に組織の為に法が拡大解釈されていく。ただ奇妙な事に師の教えは金と残ります」
「じゃ何が問題なのだ?」
「膨大な得手勝手な注釈と、ほぼ捏造と言える師の名前を使った語りです」
「私は強くそこ言ったはずだが?」
「ですから師の言葉は守られています…」
「それはインチキだな。おかしいなきちんと残っててどうしてそうなるんだ?」
「別の言葉と別の言葉の関係性を見てないんです。部分部分は師の教えを馬鹿正直ぐらい守っています。ですが全体ではでたらめ極まりない思考の数々です。例えば諸行無常の大前提があれば、すべての言葉にはそれが適用されるはずなのですが、関係性を見ずに師が強く言った法が後世に乱れるのを抑えて強く言った事を馬鹿正直にとらえて」
「法は価値があり絶対守られるべき不文律になってしまいます」
仏陀「固い固い」
「ええ強く言ったこれを師の他の言葉との関係性を見ずに忖度しすぎてる」
「それに関してはお前もな、良いか、諸行無常と法をなるべく長く正しく伝わるようにしろは等価じゃない。その差を以前からお前は私に答えろと強要してるな?」
「ええそれがあれば皆迷わずに済みます」
「でも今は分かってるな?」
「はい正直今でも知りたいですが、関係性で見れば言えない部分がある」
「そうだ、関係性か各自考える以外ないだろう。それは後世に残せない。とても繊細な物なんだ誤解の温床になる」
「ああそういう事だったんですか」
「そんなに強く言ってるように見えるか?」
「はい」
「そうか酷い拡大解釈を嫌った事絶対化されるような解釈させてしまったんだな。私は自身の神格化は否定した。これを法でやったんだな?」
「そうです何を勘違いしたのかそうなりました」
「同時に言葉の絶対視否定を残してるのだがな」
「関係性に考えが至りませんでした。しかも師の言葉はそのまま、拡大解釈を別枠にしてすり抜けると言う裏技で対処」
「ひねくれてるとしか言えない…正しくと伝えたのにな」
「師の教えは多岐にわたり、それらがすべて関係性で繋がってるのに、それを伝える師はもういない」
「私の死後なら、お前がどうしたいか?で決めれば良い。私は否定的だがお前が必要だとする判断を否定する気はない」
「師は明確に自身の神格化を否定してますからね」
「なら何故言った?」
「どーせ何をやってもそうなるからです。なら出家だけは救いたい」
「ままならぬものだな」
「ええ全く、今やっと師の真意が分かりました。まさにままならぬ」
「ま先の事をあれこれ考えてもしょうがない、さあお前も一緒に」
『ランラン、ララランーン、ンンランランラン』
ああああ、またこれか。まああれが過去なら今が変わってるか。いや私は違う方向にかじを切ったのかもしれないな。その私は今ここにいる?もう1人の悟ったガンジーか。彼ならやらんだろう。世界戦が違う以前、何も変わらなかったのだろう。仏陀を神格化するのを仏陀が同意するわけないよな。
これが一番良いやり方なんだけどな…。




