file05. 暗黒城へ
「入ろう! ドロシーも行った気がする」
と、怜くんが私に申し出る。にゃー城下町、綺麗に吹き飛んだにぇー爆発オチならぬ爆発スタート、爆裂って感じ。私はよく分からないけどそう言うなら入ってみようか、ごーごー!!
とりあえずちょうちょなので一応飛べるんですよ、飛ぶのは磁力やら何やら使って浮遊するだけだけど、まあとりあえず少年をうへへ抱えて大穴の中へ。入るなり薄暗いなぁ紫色のモヤやキノコ多いし。今度は食べないぞキノコ!! 実家の料理に多かっただけなんだからね! もう。キノコたちを眺めながら通路? を過ぎると広い場所へ、大きな城の真上に舞い降りたよ、私の真横でドロシーと数体の悪魔的なデザインの頭が鳥のモンスターと戦っていた。それに怜くんは興味深々に腕を伸ばしてぱたぱたしていた、かわいい。にゃー悪魔がめきめき倒されているよーどっちが悪魔ってにゃああああああ!!! 悪魔! 倒された悪魔飛んできた怪力の魔女!! よくあるけど実際見たら怖い! あぶねー間一髪避けて私たちはそのまま城へ潜入するよう、ドロシーの箒に一緒に跨っているこあちゃんに言われた。人使い荒いなぁ皆んな、とフルアクセル・リング社、社長共々のオヤジたちを思い返す。反射的に私は勢いのまま城へ急降下して空いていた窓から潜入、そこで怜を床へ降ろす。よいしょっと。城内で侵入者が多発の放送が響く耳いてぇ、最近のお城も近代的なんだなぁってええええ! 女王蜂!? また女王蜂がってまた真っ二つ? ま、まさか。
「また会ったね蝶姫! リップルインカーネイションが相手よ!! かかってこい」
「やだああああああ逃げるうううう!!!」
「お前斬ってこの城も真っ二つよ! めざせ姫マスター! ウィンドショックウェーブ!」
「いああああああ! 逃げるが勝ち!」
「…… 何やってんだあいつら」
あ! あの変態男の雷太もいる! 助けて! 私の愛おしいライフ命は0に近い!!
「この最強電気男倒せ!! リップル姫!」
「断る!!」
なんでええええええ!! ん? 逆に雷太がリップル姫を殴って私を助けた? はて。訳を尋ねる、雷太曰くドロシーに頼まれて黒龍調査をしていたところたまたま見つけたので潜入調査していたらしい、まさか真上から侵入者が来るとは思わなかったとか、そりゃそう。
「仲直りは後だ! とにかく魔王の元へいくぞ」
「いきなり魔王決戦??」
「おう」
「……ほえ??」
ふと我に返る、何でこんな事になったんだろう!




