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4/9

file03. なんですかこれ

 と、ごたごたドロシー氏の宅で夕ご飯をご馳走様になったところで早速世界のゲーム世界化が始まった。と言っても操作とかする訳でもなく、特に無ければ生体反応や元のデザインのまま送られるいわゆる本当に延命コンテンツと言える。なんと大掛かりな面倒を、ったくよ。


「あ、もう世界変わりましたよドロシー氏! 1歩出ればこの辺は大自然ですね!! でも強いモンスター達が出るから……ってもう皆んな出てるし」


 なんかすごい轟音と共に大きいモンスターの喚き声がするんだけど、流石強い方々。おお恐ろしいですね。とりあえず出てみましょうか。おお、綺麗な木々に色んな花が咲いてる中々絶景ですよ。でもあっちは大きいモンスターが次々と倒されてる地獄絵図。にゃー近寄りたくねぇ、ねえこっちに巨大牛モンスター飛んでにゃあああああ!!! あぶね、危ない大胆すぎる。


「…………っとー! ……けてよヘレナちゃんモルフォー!!」


 ああさっきのノリで、仕方ないか。ってなんで私がわざわざ避けなきゃならないんだぷんぷんすこ!! けーっ! 拗ねたどっか行こ。私運営サイドだから全マップ持ってるもんねーふんだ! ぷりぷりぷーぷるーぷりぷりおこおこ激おこぷんぷんぷりぷりだもんね!! あれここどこ、は? 半透明モニターのインターネット圏外!? キレそう、わざわざインターネット機能入れたのバカオヤジども! もういいや、よく分からない鬱蒼と暗い森の中綺麗なちょうちょは木陰で体育座り。寂しいなしくしく。仕方ないその辺の紫色で虹色に光る美味しそうなキノコ食べるとしよう。お? おお? にゃんだかうはは楽しくなってきたにゃははは!! これ笑い、笑えるウケるまじ!? モンスター寄ってきてるけど何も出来ないきゃはは!! なんで!? うはは! やだモンスターこっち見て神妙な顔で止まらないで!! ねえせめて、せめてひとおもいにー!! くっころ!


「また珍妙な女が、ったく手刀スパーン」

「ってー!! 私かよ!!!」

「あ? あんたモンスターよりモンスターしておったぞ」


 我に返って倒れ込んだ私が見上げれば狐耳のなんか独特なデザインのなんか和風の可愛い感じの女の子と、もう1人大きい勾玉が特徴的な白い髪のお淑やかそうな子がこちらを覗き込む。


「いやですわー! 同族嫌悪!!」

「もうええわ、あんたどうした。急にわしもゲームの中におるしよ」

「うじうじ、同族嫌悪」


 それに狐の子は大きくため息を吐いて私の体を起こし逆雪ぎゃくせつ れんと名乗る。続けてツクモ。私も自己紹介をした。

 そして世界で何があったのかさくっと説明を果たし今頃私は体を起こしながら誇りを払う。埃無かった。そして珍妙は2枠も要らん! と捨てられた。可哀想ダブル、泣きっ面に蜂蜜と蜂よこれ。あれ? まじででっけえ女王蜂が!? なんで!? えええあいえええ!? 帰る! 家どこ。どこおおおおお!!!

 頭を抱えて目を閉じてうずくまるしか無い、まってまって痛いのやだ確かゲームだけど痛覚ある言ってたよね何でなんで痛覚つけたの心の痛覚無いんかオヤジどもええええ!? どしーん?

 辺りを見渡すと真っ二つになった女王蜂と子分の残骸の多く。あの女性はデータによればリップル インカーネイションという400年前にいたらしい天空都市の姫兼騎士団団長。うおおおありがた!! ってなんでこっちにエクスカリバーで、札がある、エクスカリバーカ? って斬って来ないでええええただのちょうちょ!! 蝶々姫じゃないいい! やああああ……。

 もう5時間は追い回された、なんとか逃げ切ったけどはぁ、流石暴君と名高い姫そして騎士団トップ、体力ありすぎる。あ、ここドロシー氏宅の近くだラッキー!


「ヘレナちゃんー!! どこ行ってたのそんなーボロボロでドロシー氏心配だったよー」


 癒し!!!!!

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