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結界怪奇譚:④

 玉音たまねの透明パネルを介した女ヶ島おながしま各地にいる玉音のしもべたちに連絡が行き渡る。限界警戒態勢状態に島の中ヒドラは島中心の位置、噴水公園に堂々と巨体を降ろしいななく、精鋭の美女たちが魔法ステッキやらライフル銃やら向けて一斉いっせいに攻撃を始めた。が、ものともせず振り払う。全員倒されそれぞれのリスポーン地点へ戻る、炎を吐いては辺りいち面火事となった。煙火に包まれる状況の中、逆雪ぎゃくせつ れんがたまたま島の内部にいた、ツクモは別の目的がありお互い別々の行動中のようだった。その巨体におでこに手を当てながら珍しいもん見るようにのんびりしている。


「これがヤマタノオロチじゃろうか、白龍様の言ってた限りではもっと大きかったんじゃがのう。まええわ」


 ひとしごと、と言わんばかりにあまねく空を隠せるほど多くのの光玉ひかりだまを出してヒドラに放ち攻撃を仕掛けた。


———


 ドロシーパーティーこと私たち。港町では女ヶ島にヒドラが飛び黒煙が上がっている様に騒ぎになっていたところで到着する。


「おいおい、こりゃあなんだ」

「わかんないけど、ヒドラが襲撃したんだろうね」

「計算違いが起きたわ、ヒドラが通れば他の強モンスターはいない! 今から飛ぶよ!」

「俺は……レイラとここにいる」

「そう? 誰でも挫折はあるものね。解ったわ」


 いざとなって怖くなったのだろう。派手に弾き返されてたもんね、下手に倒されるぐらいなら立ち向かわない、大事だ。私は箒に乗り、リップル姫はそのまま直で神速で飛びもう置いていかれた。とにかく向かおう。確かに姫ちゃんの読み通り海域にモンスターがいる気配はない、むしろ何もいなく何事もなく女ヶ島の浜辺に着陸した。何がいるか分からないし、徒歩で向かおうか。なんだろうあの大量の光る玉、何回も生成されてはヒドラに攻撃しているね。

 と、脳裏にひと筋何か助けを求める反応が入る。私がれいくんへ黒龍の力を分けたように、私へも危機察知能力が交換で流れ込んできたという。


「ここにいた!!」

「うわ!」


 砂煙上げながら姫ちゃん再び登場、状況を確認する。あの時背負い投げしてきた狐がヒドラに負けかけているらしい、つまり蓮さんによる救命の信号?

 助けようと思った私は透明パネルのアイテム欄から黒龍おとうちゃんの大剣を出す。


「助けるよ、あの狐の仔」

「不本意だけどヒドラ討伐の為ね、オーケー……ゴー!!!」

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