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結界怪奇譚:①

 私自身、黒龍のお父ちゃんから龍にまつわる話は耳にタコができるほど聞かされてたものだ。中でもヒドラ、日本で言うならヤマタノオロチには気をつけろとずっと言われてて、ある村にある半透明のモニターで討伐イベント「討伐イベントでヒドラ出現!」って思い出しちゃった。


「ふっ」

「ふってなに、リップル姫」

「私にかかればヒドラなどいちにゃん!!」


 あーまた雷太くん触ってやらかした、全くもう。まあ変に大人しくなるしいいか。

 お父ちゃんがリップル、もうめんどいからこれでいいか。とにかく姫ちゃんに襲撃されてから数日後の今色んな人の目撃情報をもとにサファイアの国を目的地とし旅を始めた道中、もう日も暮れる。ヘレナちゃん曰く「もすぃ倒された時のリスポーン地点は自宅付近か最後に泊まった宿屋だからねい!!」言ってた。なので、どうにか倒されないように協力、協力?? しつつどうにか村を見つけたのだった。とりあえず何故か私の奢りで3名分の予約をし代金を支払うというまあまあムカつくことをさせられ、2人は子供のように荷物を部屋へ放る。で、時間もあるし村で遊んでる。姫ちゃんの「エクスカリバーカ剣」ってなに? もしかして喋るのかしら、こっそり宿に戻って剣を観察しに行ってみよう。どれどれ、この子何も考えずにタイムパラドックスを、噂通りというかなんというか、はぁ。


「疲れるよな、あの姫」

「うんうん、ん? うわああ喋った!!!」

「悪い悪い。はぁ」

「心中お察しします」

「おう」


 だよねー、喋る剣というのも噂通り。どうせ伝説や神話起こす生物なんて自由だもんね。私もでは? いやいやきっと普通。


「ところでドロシー フォードといったな。まあ、ソルはいい奴だ、ソルがいないと手が焼けてな、俺手がないけど」

「オヤジー……ですか」

「うるせい!」


 このエクスカリバー剣も放った方が良さそう、そうしよう。もう1回宿屋を出てと。


「すげーーーー!!!」「真っ二つだー!!」

「ほんとにヒドラ真っ二つだね、強いのは強い」


 左右に倒れていく、10メートルはある頭たくさんの龍。え?? あの子何で斬ったの? ってお父ちゃんの大剣いつの間にか勝手に持ってるし、ったく。噂の姫ちゃんが私の方に来た!! やー目立つこないでっ、やっ。


「なに避けてるのよ、地味に誘ってくれて嬉しかったから。大剣渡すように頼まれてたし。ほら」

「意外と良いところあるのね、あーりがとっ。雷太くんは?」

「ついでに殴り倒した、ごめん」

「ナイス!!!!」


 なんだろうこの胸の中がスカッとする気持ち、まるで青空のごとく! 今夜はパーティーかなー。


「んで、なんで連れてきたの? あの変態」

「腐れ縁かな。色々」

「そう」


 何を思い浮かべて密やかに笑っているんだろう、尋ねてはいけない気がするので脳内で振り払う。


「ドロシーはほぼ触ってないからねふふっ、ともかく戻りましょ」


 戻るには戻ったけど外がざわついでまだ騒がしい思い、別室でイビキ立てて寝てる雷太くんを確認してから私たちの部屋へ。


「なにこのかわいい女の子」


 私のベッドで幼女がすやすや眠っていた。

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