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ようこそ自由都市ウィールデンへ ☆金色ゴールデンデイズ☆  作者: 猫を愛でる会
第一話 ようこそ自由都市ウィールデンへ
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1-3 異世界の地にて

異世界の店の前の、準備段階です。

 スキル等色々三柱の高次元体女神から、私は力を与えて貰えたがいつの間にか三柱の女神は帰ってた、後でお礼の品を日本で買って来て今度来たら渡さないとな、そして私はガリレオさんと此れからの話を始めたのだった。

 

「私の住む場所や、此れからの目的が必要だよね、ガリレオさん」


 ガリレオさんは、少し考えてから何か普通の紙ぽく無い紙を出す、アレが噂の羊皮紙だろうか?


「此はキャスバル王が、異世界人が商売をする為に確保した店舗の地図だ、一応此処もシロウの経営希望すれば、店舗兼住宅に成るぞ…………大通りの一等地だから儲かるぞ」


 私は思った『大通りの一等地、そんな場所でチート能力使ってもガリレオさんと私で、経営出来る程甘くないと思う』とガリレオさんを見ながら思ったが、ガリレオさんは言ってもたぶん何か理由を付け、逃げる気がするかは事実上大きな店で一人一等地の家賃を稼ぎながら、ヒィーヒィーと働く悪夢しか見えん…………そもそも、この街でバイト雇うとしても程度信頼度の在る、人材を確保出来るかも分からないから、バイトを雇う資金もだが経営やら色々とギャンブル要素が高い、人生の博打ばくちと変わらない………まあ、ある意味今絶賛博打中だが。


「リスク高いな……………私だけ」

「・・・・・何のリスクかは知らんが、まあシロウが最終的に決めた場所が、異世界の料理を出す店に成るぞ、シロウ次第だがな」


 私次第とか、ガリレオさんは言ってるがどうせ、異世界の商品売ったりするとかそんな簡単に思ってそうだな、今や百均の店の商品も値上げする時代だ、百均の品でボロ儲けの作戦は使えないし、まだ会ってない王様に日本の食を振る舞わないと成らないが、そこら辺は『我に秘策あり』だが…………。


「異世界の食材で、料理は開発決定事項なのか? ガリレオさん」


 ガリレオさんは少し、思い出す様な素振りをしてから私に言う。


「一応店を開いて、王に馳走しろと言われてるからな…………面倒にも、他にも何か言ってたが…………」


 ご馳走を出せなら、店を開く必要性は無い気がするがまあこの世界の材料で、キャスバル王を満足させてレシピも渡さないと成らん訳だ、特に魚料理をご所望らしいがこの世界は一応それなりの料理はあるらしい、あとスパイスとかは高いらしいが、水上輸送と航空輸送らしいが航空輸送は飛空船らしい、しかも帆船型らしいがこの街にも定期便が在るらしい。

 因みに飛行宅配便と言う箒等で空を飛ぶ魔女や魔法使いが、運輸ギルドに加入し仕事をしてるらしいが、この街には人材が少なく保々居ないらしい。


 一応この世界は、少しアンバランスな近代付近きんだいふきんの中世時代の終焉位辺りの、食事情位とガリレオさんの食を聞いた感じ、そんなイメージだがまあ店を開く前に色々調査は必要だろう。

 何故ならガリレオさんの話しだけで、全て信じれる程お人好しではない、料理は現代料理のレシピが手に入る様に、何処かから通信ケーブルでも設置して、携帯やタブレットを使える環境を作ろう。 一応日本には往き来出来るらしいが一応知り合いに会わない様にしないと、私の身代わりが意味が無くなる…………変身すれば何とかなるかな? 


 王様のご馳走する物は、まあ考えが無い訳では無いのでガリレオさんに、さりげなく聞いてみた。


「まあ、日本の魚料理は買えば直ぐに食べれるよ(スーパーの寿司や刺身だけど、回転寿司のテイクアウトも行けるか?)」

「本当か!」

「うん、店に売ってるからな……………味の保証はしないが」

「大丈夫だろう、異世界の料理だから」


 何かガリレオさんの言い方が、少し引っ掛かるがまあ庶民の食べる物だし、異世界の王様の舌を唸らせれるかは知らんよ、まあ自腹で買っても良いしな………半額セールを狙って買ったりね。


 何か王様に失礼だろうとか、何か聞こえそうだが庶民に高い物は買えんよ、しかも私は見栄を張らないから半額セールに躊躇ちゅうちょはしないよ、何処かの政治家ではないし私は庶民の底辺なんで、安く出来るのは安く済ませるぞ…………貧乏性だから。


「まあ、店と言ってもジャンルは決まってないし、喫茶店でも総菜屋でも構わんよな」

「喫茶店か……………シロウ、それ軽食しかないのでは?」


 何かジト目で私を見るガリレオさん、私は本音を言ってみた。


「うん、王様に合わせる気まったく無い、喫茶店ならのんびり出来そうだし」


 微妙に何か言いたそうな、ガリレオさんだ。


「まあ、やりたい様にシロウに任せる…………我輩は手助けするだけだ」


 まあやれるだけはするが、余り期待はするなよガリレオさん。


「さて、何ヵ所か回って店を決めよう、シロウ」


 私は思った、成るべくのんびり喫茶店とかのスローな日々を目指すなら、入り組み過ぎた裏路地とか良さそうと。


「・・・・・そうですね」

「何か間があった様な……………」


 間は無いよ、少し考えてただけだよガリレオさん。


「一等地以外で、のんびりした場所が良いな」

「シロウは、儲ける欲がないな」


 違うぞガリレオさん、欲は私も在るがてのひらに収まる程度で良い、お金とかは会計のプロを雇えば良いかな…………まあ、そこら辺はガリレオさんが信頼のある人物を紹介して貰おう、調味料とかこの大陸のを確認も必要だ。


 何処かの主人公みたいな、あるある失敗は避けたいし余計な火の粉が来ない様に、色々下準備は必要だ。


「成るべく、貴族とか来ないが静かで新しい所で、迷路みたいな場所が良いな」

 

 何かガリレオさんが、困った顔をした…………。


「新しい新築の場所なら在る、だが王が我輩に渡した地図には候補には入ってない、だから余り期待はするなよシロウ」

 

 この自由都市ウィールデンの、拡張新エリアはまだ住人が居ないし街の幹線道路から外れた場所らしい、因みに一応何軒かは店舗を作り終えてるらしい、まあテナント募集中と変わらないが、それを何故ガリレオさんが知ってるかと言えば「我輩の兄上が、この拡張新エリアの建築担当の貴族だからだよ」らしい、ガリレオさんは貴族だったらしい…………まったく見えんな。


「今、シロウから失礼な事を思われた気がするな」

「気のせいだ、ガリレオさん」


 案外ガリレオさんは、変な所で勘が良いかもしれない。


「貴族て、領地で経営する領主ロードばかりではないんだな」

「兄上はまだ、領主ロードではないのだよシロウ、今はキャスバル王の家臣の一人として、父の引退までは国内の土地開発部門の役職に居る………義理姉様とこの地にな、まあ最悪兄上に根回しして貰うよ」


 イヤ……………そこまでする必要性無いぞ、ガリレオさんよ。

 鼻息荒く『任せろ』と言いたげな、ガリレオさんのどや顔しながら私を見る…………、ガリレオさん………何故にどや顔なの?


 こうして行き先は、開発拡張新エリアに向けガリレオさんの案内で、異世界の不思議な風と色々な香りが踊る外へと出た、異世界の女子高生がカフェで上品にマフィンを食べてたり、スコーンやサンドイッチを食べながら上品に談笑したり、何故か一人寂しく歩く白髪の軽鎧の冒険者の少年、鬼の様な角をした和風の着崩しした着物…………何か、和洋折衷の大正レトロの様な女の子や、金髪で不思議なお団子サイドツインテールの中学生? 的な、青のブレザー制服ぽい子が一人店を見て回ってた。


 他にも木の杖や金属の杖を持った、何か薄着な露出が高いヒーラーや魔術師らしき冒険者少女や、大剣を背中に背負せおいながら先頭を歩く厳つい筋肉マッスルな、金髪剣山ヘアなイガグリ大柄男やら………何かファンタジーが広がる。


 街並みは基本ありふれた、ヨーロッパ情緒溢れるカラフルな木組みの街並みは、例えるなら世界の写真風景のフランスのアルザス風建築に近い、一階が店舗の仕様はアルザス風の木組み建築と変わらない、他にお洒落なカフェはベルギーのブリュージュの様な、落ち着いた赤レンガの小ぢんまりした店で、綺麗な花が咲く蔦やカラフルに植えられた花が咲き誇る。


 何かブルーサルビアらしき花や、健気けなげに咲く大輪のアフリカマリーゴールドの様な花、ブルーサファイア色の八重咲きの小さな花等、異世界は地球に近い草花や珍しい草花も在るらしい。


「彼処に居るのは、他国の恋人探しに留学に来た人間達だな」


 ・・・・・はい? 今、恋人探しに留学とか聞こえたが、まさかそんな事の為に留学とかするのか?

 私は半信半疑で聞いてみた。


「学生は普通、学業だから今の冗談だよね?」


 ガリレオさんは、鼻で笑いながら言う。


「冗談ではないが、そもそも留学てよりも異文化交流の自由都市だ、たまにあざとくこの街の珍しい物を持って帰ったり、王族だが庇護の確証が無い姫が他国の貴族や、ぽっと出の一攫千金冒険者の妻に成ったりするぞ」


 ・・・・・何か異世界の王族は、余り重要視されて無いのかな?


「まあ第三王女までは、親が決めた上級貴族に嫁ぎ王族の血族を残すが、余り貴族に王族の血を増やしても困るから他国に嫁いでたり、勇敢なLevel(ファイブ)ランク以上の冒険者に嫁がせたりしてるな」


 どうやらこのファンタジー世界は、冒険者ランクが在るらしいが英語の文字体もじたいではない、ドイツ語のAを崩した様な少し格好いい文字体だ、因みに共通文字はドイツ語崩し文字体だが、ガリレオさんの国文字体はギリシャ語を崩した様な文字体だ。


 ドイツ語崩し文字体が、共通文字なのは太古に大国の基盤が今科学力で、他の国を引き離してる国の首都ドルセンブルクで、元ルクルド帝国とモンスターに国力を削がれる前まで、このルーウエルト大陸の一大国家だったらしい。


 因みにウィールデンに、首都が在った国とは全く違う国であり、太古に滅んだ帝国らしい…………大半レアエネミーのモンスターにより、軍事力が低迷と国力低下による独立宣言により消えた国だ。


 今は魔道科学により、魔力エーテル…………まあ大気中の魔力が結晶化した、魔結晶や魔法石のエネルギー動力源の運搬用トラックや、魔道鉄道が一部で運用されてるらしい。


「アレが運送トラックか、何かレトロな感じがするな」

「そうか? 我が国はまだ馬車やゴーレム動力の客車だぞ」


 昔幼少期に見た、ハ○ス食品提供の世界童話シリーズに長閑のどかな農村に出るトラックぽい、まだ馬車時代の名残なごりがタイヤに在るドイツのダイムラー社型のトラックだ、まあ簡素な運転席と雨が降ったら大変な四輪トラック、因みに車も無くもないがやはりダイムラー社のモートルキャリッジ型だ、因みに三輪トラックも車も在るが人気は無い様だ、どの道屋根がないオープン型の乗り物しかないらしい。


 確か三輪車も四輪も、基本見た目は余り変わらなかったはず、まあ遠い国の乗り物と言えば通用しそうな気がするな、日本のロングトラックとか長年利用してるト○タの、ハイブリット車やアドブルーが必要なハイエースとか使えそうだ。


 街は広いし自転車や、前二輪のトライクタイプのバイクで移動とか出来そうだな、歩道と車輌と馬車と三種に別れてるが基本、トラックも馬車もゆっくり走ってる。


 最初の場所から歩道を歩き、拡張新エリア方面行きの乗り合い馬車に乗ったが…………、正直感想を言うと車やバイクで移動の方が楽だ、揺れは車に慣れてる為乗り心地が最悪だ、あとトラックや馬車が遅いのはこの世界でも、馬車や車輌が走ってても無理矢理反対側に行く、運転者には迷惑な行動をする通行人が居るからだ。


 車輌は急には止まれない、馬車なら馬が急には止まれないし迷惑行為だ、まあ歩行者からすれば車は歩行者を優先すると、自分勝手な思いをして渡る人が日本でも居るのでそこは変わらない、横断歩道や地下道とかを歩行者もルール守って欲しい、通行の往来が激しい場所は特に飛び出して横断は止めて欲しい。


「まったくマナーが悪いな、馬車が王族が乗せてれば歩行者はどんな家柄でも、馬車を好意に停めたとして首をその場で跳ねられるのに」


 ガリレオさんはたまに、馬車の間を走り横断する冒険者や堂々と歩き渡る、化粧が濃い縦ロール金髪女子高生やらが居る、だが小さい子供が飛び出すのには遭遇しなかった。


 子供は基本団地で遊ぶか、宝探し《シスト》の紙を探してるらしいがその宝探しの地図やヒントの羊皮紙は、大人が企画したり自分達の未来に向けてタイムカプセルにしたりと、色々企画されたイベントが在る為子供が馬車に引かれたりは、滅多に無いらしい……………親が買い物中に手を離してしまっての事故以外。


 数十分揺られて着いたのは、石畳の舗装と土魔法らしき下水に掘った穴溝埋めの土木工事、インフラはちゃんとしてるらしいが私は馬車の揺れにより、少し乗り物酔いした…………何かキツイ、まだ日は沈まないがふと空を見ると白い何か大きな物体が見える。


 物体は白く輝いてるが、誰もその存在を見てはない…………何故かガリレオさんも、雲ではないその白い物体がゆっくり動き此方に来てる気もする。


「空に何かあるのか?」


 不思議そうに聞くガリレオさんに、白い物体に向けて指で示し私は言う。


「あの白い巨大な物体は、この世界の生き物か?」

「ん?」


 ガリレオさんは訝しげに、指さす方を見るが…………帰って来た答えは。


「雲かね?」

「物体と言ったぞガリレオさん、しかも此方に向かってる様だ」

「?」


 更に訝しげな顔をし、ガリレオさんは空を見るがまったく良い反応が無い。


「シロウ、疲れて幻覚でも見えてるのか?」

「失礼な、眼鏡してるから見間違わないぞ!」

「・・・・・異世界人である、シロウしか見えない…………まさかな…………」


 何故か信じないガリレオさん。


「それより先に、店にする場所を確保しよう…………この辺り、まだ宿屋も無いから急がないと日が暮れるぞシロウ」

「宿屋無いのかよ!」

「まだこの辺りは住人も少ないのに、冒険者とか泊まれる宿屋が在る筈がなかろう」


 だが近くを冒険者が、結構多く歩いてたりするがと思ってると、ガリレオさんが思い出したかの様に言う。


「冒険者が多いのは、新築した総合施設に冒険者ギルドと商業ギルドに魔術師協会が、確か昨日から新しく機能して古い冒険者ギルドはそのまま、ウィールデンの本部のままに成ってるな」


 因みにこの総合施設、反対側の国エリアでも二日後に第二支部として、運営されるらしい…………冒険者の数が増えてるのと、商人等を護衛する冒険者や流れの傭兵が増えてる為らしい、盗賊はゴキブリと同じく嫌われた犯罪者の群れ、たまに山を根城にする山賊や海には海賊も居るらしい、何処かの天才魔道師が喜びそうだがと私は思った。


「近年盗賊が増えて困る」


 ガリレオさんが、嫌そうな顔で言う。


「ゴキブリみたいに、増殖するのかな?」

「・・・・・コックローチではないぞ、一応アレでも人間だからな…………一応」


 コックローチ…………まあゴキブリだ、いつの間にか沸いてる意味では同じな気がするな。


「ゴキブリも悪党も、いつの間にか沸いてるから変わらんよ」

「案外シロウは、悪党に容赦しないタイプだな」


 確かに悪党に容赦しないよ、だってたまに怖い連中よりたちの悪い、権力を振るう奴も居るからな…………一般人の皮を被った、悪魔が日本には居たりする。


「まあ否定はしないが、それよりも案内頼むよガリレオさん」

「まあ、期待に添えるかは分からぬが」

「無かったら、他を探せば良いさ」


 だが意外にガリレオさんが行った先の、何か分岐点の分かれ道に在る良い感じのノスタルジーにレトロな感じの、なかなか良い物件の木組みの三階建ての家が在った、何か結構大きい建物だが。


「何か外見ノスタルジックで、レトロな木枠の窓とか最高だな」

「・・・・・家の兄上の趣味だ…………シロウ」

「なかなか良い趣味だと思うぞ、ガリレオさん」


 何故かガリレオさんが、『本気か!?』と言いたげな驚いた顔をしてた、内装も見たが意外に広く一般的な喫茶店より全体的に広いが、それはまだカウンタやテーブル席が無いのも在る。


「まだ奥も在るぞ、たまに兄上は凝った思考をするからな」


 確かに入って右側の、レトロな扉を開くと更に広い空間が在った、何か色々やれそうだが厨房とかの設備が無い空間は左側扉奥に在るらしい、一応個室とかの部屋も在ったりする、改造すれば和風個室も可能だし結構色々ストーブとかも置けれそう。


「水道は魔結晶石を買えば、魔結晶石が尽きるまで水は使い放題だ、買わないと成らないが大抵ブローチ位の大きさで金貨五枚だな」


 この世界は基本、銅貨に銀貨に白銀に金貨に白金貨の四種類らしい、因みに大銅貨とかはないが銅銭どうせん成る日本の一円に該当する、小銭は在るが基本子供が駄菓子を買う事しか使えない、因みに銅貨は約百円位で銀貨が約千円で、不純物が殆んど無い銀の白銀貨が約1万円位、金貨が約十万円で白金貨は約一千万位らしい、この場合ブローチ位の水魔結晶石は現在の時価の日本円にして、五十万円の値段と結構高級品のたぐい。


 因みに白金貨は、一般的に使われる事は滅多になく、冒険者が高い素材や食材のモンスターを狩るか、賞金首を生きたままか生首を提出すれば、高額の賞金首なら白金貨が受け取れるらしい。


 因みにこの世界は、自分達でモンスターを解体するか解体師を仲間に入れ、高い給金を渡して解体を任せるらしい…………、高額の素材で売りたいかららしい、因みに私のチートはガリレオさんには羨ましい能力らしい、女神に頼んだらと言ったら「魔法関係や魔力の容量キャパシティーを、無限に尽きない肉体にして貰ったから無理だ」と言ってた、あと解体スキルを持つ冒険者も居るらしい。


 そしてガリレオさんは、一瞬で消えまた一瞬で帰って来たがどうやら、ガリレオさんのお兄さんに許可を得た様だ。


「住んで良いらしい、後で美味い食事を期待すると言われたが……………」


 何か少し罪悪感的な顔をするガリレオさん、だがさっきから顔を見て何故にガリレオさんや女神様達の表情が、何故に理解出来るかは良く分からないが女神様の何かしらの、スキルか何かの効果かも知れない…………まだ何を貰ったかは、後でゆっくり確認しよう。


 ふとまた窓から外を見れば、何故か暗くないのに巨体が頭上の空に浮かんでた、しかもクジラの様な腹をしたのが街を覆う様に。


「・・・・・ガリレオさん」

「何だシロウ、何か有り得ないものを見てる様な顔でどうした?」


 私は無言で空を指差す。


「空しか無いぞ」

「・・・・・私だけ見えてるみたいだな」

「・・・・・本当に見えてるのか?」

「ああ……………クジラの巨大な腹らしきのが、頭上に広がってるよ」

「冗談を……………まあ、我輩は空が飛べるしそれが本当なら、シロウの見てる物を見に行こう(本当なら、研究と調査せねば)」


 こうして私は、抱き上げられる情けない格好で下を見ない様に運ばれながら、頭上のクジラの腹らしき場所に向け飛びだった、何か飛行魔法は不思議な感じがした……何か纏う風と共に空を飛んでる感じだ。


「高い所は苦手だが、飛行魔法は面白そうだ」

「色々楽だぞシロウ、飛行魔法はな…………今の所は師匠と我輩以外で、物を使わず飛べる人類は居ないな」

「・・・・・・事実上、大賢者以外使い手居ないてオチだよね」


 ガリレオさんは誇らしく言う。


「その認識で構わない、まあ習得に五十年掛かったが」

「・・・・・五十年………」


 私は思った、一体ガリレオさんの実際の年齢は何歳何だと。


 ※ガリレオは、半年前に永遠の十八歳に成ってます。

 

 だがまだガリレオも史郎も知らない、後にそのガリレオが師匠から継承した飛行魔法は、後に消滅するのだった……………更に効率の良い魔法が見付かった為。

 こうして史郎は、空中に待機してるクジラの腹の様な物体に向け行くのだった。

 

 次回に続く…………はず。

巨大な白い物体の正体は、次回にお楽しみに。

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