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ようこそ自由都市ウィールデンへ ☆金色ゴールデンデイズ☆  作者: 猫を愛でる会
第二話 星渡りの白鯨
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幕間 アマノカミ

 われはアマノカミ、鍛冶と火を司り武器や防具の根源の一柱であり、世界を創造する神々よりも更に上に居る者だ。

 最近酒友である、竜神のルドルーラが自慢の様に言った。


「あの御方に頼まれて、人間を弟子にしたが見処があり、あの面倒なババアがうっかり間違えて送った、時波嬢ちゃんの創造した世界に封印された、あの悪しき魂が集まり過ぎた魔王を倒せる逸材かも知れんぞ」

 

 あの御方がルドルーラを指名とは、逸材の人間みたいだな…………だがルドルーラよ、我にどや顔で勝ち誇った態度で言うのは、いささかルドルーラに対しイラッとするが、それよりも人間の弟子か…………羨ましい。

 

 そしてルドルーラは、我と酒を飲む時は何時も自慢気に人間の弟子の話をする、しかも勝ち誇った様にたまに言う姿は我をイラッとさせる。

 

「雅史は十三歳転生したが、今やその大陸の王子達と最初の、封印された魔王を滅ぼしに向かって居る」

 

 ある日ルドルーラは我に、何故かそんな事を報告の様に言いながら、その人間の弟子の雅史から贈られた酒を片手に、自慢話の様に言う。

 

「アマノカミには、弟子が居ないが居ると人生面白いぞ」


 ※この時ルドルーラは、アマノカミに弟子が出来ないと思い、茶化す意味を込めて言ってますが後に此が伏線に成ります。

 

 機嫌良く言うルドルーラ、我は毎回聞き飽きる程聞かされ、苛つきが更に増して行く。

 だがある時ふと声が聞こえた気がした、『防具が…………』とか何か悩んでるらしき声が、何処から聞こえる…………此はもしや我に弟子を授けると言う、あの御方のサインではなかろうか?

 

 ※実際はそんな事実はありません。


 こうして我は、道具等を持てるだけ持ち声がする世界に向かった、こうして我は初めての弟子が人間であり、美味い料理と酒を我は体験する事に成るのだった。


 

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