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ようこそ自由都市ウィールデンへ ☆金色ゴールデンデイズ☆  作者: 猫を愛でる会
第二話 星渡りの白鯨
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2-4 異世界の魔法と

 私は昼飯を食べてるが、この山賊焼は長野県の中信地域である、塩尻市のとある食堂が発祥と言われてる、パンチの効いた味が食欲そそるが、温かいのが一番ベストの柔らかさだが仕方なく、やや冷めた山賊焼を私は食べ終える。

 この山賊焼は、食堂や店やスーパーにより、味や硬さやちょうど良い柔らかさや固さや味のパンチ等が違う、パンチのあるニンニク風味も違うしこの頃は、山賊串揚げ等工夫の料理が増えている。


 から揚げの様に最初から切ってはない山賊焼、トンカツの様に揚げた後に切り皿に載せ客に出されたり持ち帰ったりする。


 さて山賊焼の話はこの辺りにし、白身魚の天ぷらに興味津々なガリレオさんを放置し、シャロに色々話を聞く事にした、主に施設類をだ。


「白鯨には、研究棟以外にどんな施設が在るんだ?」


 シャロは待ってましたと言わんばかりに、饒舌じょうぜつに話す。


「施設もですが、この星渡りの白鯨は多用途可能な生きたクジラ型惑星です」


 惑星と表現するが見た目は鯨であり、生き物だが大地を背負い空中だろうと宇宙だろうと、海底だろうが生れたてほやほや惑星だろうが、関係無く生存し宇宙放射能や劣悪環境でもフィールドが在る限り、外界と切り離された世界であるらしい。


「意思も有りますが、基本呑気ですよ…………私が制御してるのは勝手に、海や大地に降りて周りに被害を出さない為でもあります、空中に居る時は居ない存在に成ってますから」


 被害を出さない為て、まあ巨体だし周りに飛んでる鳥やモンスターは、入って来たりしないのだろうか?


「虫や鳥やモンスターは、白鯨には入らないのか?」


 シャロは胸を張り、胸に手を当てる様な仕草で言う。


「星渡りの白鯨が見える方以外は、この地に迷い込めませんしマスターが居るので、もう誰も入れませんよ。

 それに、空を飛んでても地上に居ても、星渡りの白鯨を認識は出来ませんし、マスター以外に見えてる方が居たとしても、もう今は認識出来ずに居ますよ………出来る人間が居ればですが」


 何か最後は何かを含んだ様な言い方だ、シャロは言う気は無いらしいがガリレオさんは、施設が気になるみたいだ…………まあ私もだが。


「昨日言いましたが、基本湖ではどんな環境の魚も育ちます、ですがそれは星渡りの白鯨の頭からの2/3です、まだ説明してない残り1/3の尾の方は、海水湖やミネラルが多い環境で暖かい気候に成ってます」


 昨日のはまだ一部だったんだな、残り1/3が常夏や赤道の様な場所なら色々なミネラルが必要な、みかんやポンカンや暖かい気候で育つコーヒーやナツやカカオも、育てる事も可能だな…………あと海が無い県出身には、憧れもあったりする。


「一部南国植物が、収穫期されてたり一部魚が海に着水した時に回収した、生物と共に居ますわ」


 温暖らしいからたぶんワカメや昆布は無いな、毒の魚やクラゲは居ないで欲しいな。


「砂浜や漁礁も在りますわ」


 バカンス出来そうな予感、まあそんな余裕あればだけど。


「尾の先端には、船や潜水艦のドック施設が完備されてますよ」


 シャロは更に胸を張り、誇らしげに言うが…………潜水艦なんて何に使うだよ。


「潜水艦は海底の、レアなモンスターを倒せる兵器を搭載してますよ」


 私の思考を見たかの様に言うシャロ、レアな海底モンスターは想像出来んな、古代の恐竜時代の地球ではあるまいし、大抵はファンタジーならシーサーペントや水龍とかだろうな、他はクラーケンやテンタラークとかだろう…………ゲームとか有名処は。


「此方も収穫物はゴーレムがしてますわ、倉庫は次元で繋がってるので後で確認出来ますわ、マスター」


 その倉庫だが、管理棟に繋がってるらしく私以外は行けないが、私が許可した人物なら出入り可能らしいが、ガリレオさんは信頼を失ってる為私の許可が出ても入れない、残念ながら入れないのだ。


「施設は大まかに図書館に、ゴーレム製造施設やリアル実戦設備、魔法練習設備が在りますがガリレオさん貴方はご利用出来ません」


 ガリレオさんを見たら、この世の終わりの様に床に膝を付きプルプル震えて居た、まあ自業自得だが条件付きにシャロに頼むと。


「色々な世界の生活魔法や、四大魔法だけですよ…………あと飲食禁止と、持ち出しや二時間以上滞在も禁止で」

「そんなご無体な…………」


 こうしてガリレオさんは、生活魔法の図書館と四大魔法の図書館の閲覧許可を得た、だが本人的にはもっと他の世界の魔法が読みたいし、持ち出して研究したかったらしいが。


「図書館から持ち出されて、本を紛失や汚されたく無いので」

「クッ…………出来ないとは、言えん」


 ガリレオさん、そこは出来るて言おうよ。


「食事スペースや、仮眠スペースや持ち出しが駄目な技術魔法以外は、印刷可能ですが費用請求は致します、例えマスターの連れでも信用がないので」

「クッ…………我輩の昨日の行動を、やり直したい」


 うつむき悔やむガリレオさんだが、たぶんガリレオさんだから今までの行動を見ると、短期間だがまた繰り返す気がするよ…………例え、何度タイムリープしてもね。


「ゲートは何ヵ所かの図書館に行ける様にします、生活魔法の図書館は広く迷う()()()()()の在る大地も在りますわ」


 今何か広大な石板の在る大地とか、聞こえた様な……………。


「石板は手に触れ、魔力を流せば脳に理解する知識を与えてくれますよ、本は魔力を流しても同じ原理は起きませんが」


 石板が在るらしいが、魔力を流すと知識を与えてくれるとは、便利な石板だな。


「何と素晴らしい、早速行きたいので案内をお願いしたい」

「分かりましたが、トイレはちゃんとトイレにして下さいね、石板が在る地を排泄したら二度と入れなくしますから」


 ガリレオさんは、即座に言う。


「貴重な魔道の石板が在る場所、汚しはしない」

「ちゃんとトイレは済ませてから、石板の領域に行って下さいね」

「了解した」


 こうして説明が途中だが、ガリレオさんはシャロに連れられ生活魔法の図書館に向かった、そしてガリレオさんは石板の在る扉の先に行ったらしい。



 ◆


 私はシャロさんに案内され、石板が在ると言う図書館に転送ゲートに入った、転送ゲートは意思を読み取る鉄のゲートだ、鉄のゲートのさきは魔法の転送と同じく空間と空間を繋ぐゲートであり、ゲートの先には広く広がった王都の国立図書館や王立魔道図書館より広い。


 空気は歴史を感じるインクや本の香りがし、ほこり一つちり一つ無いの綺麗な木製と大理石の床に、私が知らぬ珍しい質感の木の暖かみある本棚、強くも弱くもない不思議な照明のライティング。


「何と素晴らしき図書館、我輩は魂の底から感激に涙が出そうだ」

「図書館を汚さないで下さいね」


 シャロさんを見たら、声は普通だが表情なく無言の圧を感じた。


「勿論だ、では石板の在る場所へ」

「了解しました、では此方へ」


 こうして私は石板が在る場所に案内され、細い通路に入りその先に巨大な扉に手をかざすと、自動で巨大な扉が開くと星空が美しく宝石の様に輝く、巨大な遺跡の様に並ぶ石板が並ぶ。


「・・・・・・想像と違う……………」

「小さな石板とは、一言も言ってませんよ」

「・・・・・・・確かに」


 私はシャロさんに、休憩室とトイレが場所の在る地図を渡された。


「この石板の在る場所なら、数日居ても構いませんが体調管理等は自己責任で、此が今貴方に対する信用です…………理解して下さいね」

「勿論、さっきよりも信用して貰い、感謝する」

「それと本当にこの地を汚したら、星渡りの白鯨に来る前の記憶以外全ての消しますから、ご注意下さいね」


 シャロさんを見たら真面目な顔だった、冗談無しにシロウに頼まれ飛ぶ前の記憶を消される、私は背中に悪寒が走った…………此はジョークなしに洒落に成らん。


「決してせぬ事を、時風女神様の眷属として誓おう」

「期待してますよ、まあその女神様も連帯責任に今成りましたが」

「・・・・・え″!?」


 シャロさんの言葉に、私は戦慄と共に懺悔した……「すみません、時風女神様を巻き込んでしまい」と、本気で私は懺悔をしたが………少し考えたが、連帯責任て創造の神だから連帯責任負わないのではと思ったが、シャロさんを見たら………なんとなくだが冗談で言ってる気はしない、そして冷たい笑顔を向け私に言う。


「冗談は言ってないので、本当にご注意下さいね」

「・・・・・はい」


 こうして私は、色々な世界の生活魔法の知識を何日居たか分からぬが、五十枚前後の知識を得たが私が知る魔法も在ったが、体や服を一瞬で汚れを消す魔法や装備に汚れを弾く魔法を付与する魔法、医療知識はないが家庭レベルの病気を検知する魔法等が有った。


 素晴らしき知識、素晴らしき他の世界の魔術、私はもう暫く知識を得る為に居よう。


 しかも休憩場所は、簡易とは思えない程素晴らしい柔らかなベッドに、不思議に料理が出る不思議な箱、だが好奇心で分解したら私はもうこの知識に触れられなく成る。

 この私の知らない魔法の、知識を得るこの素晴らしき時間を私は失いたくない、私は好奇心を抑えサンドウィッチを食べ、そして頭の回転が落ちない様にある程度眠り、そして再び石板に向かう。


 生活魔法には、家のセキュリティ魔法や大事な資産を魔法で隠す魔法、資産を害する物を排除する魔法等私の研究を守るのに欠かせない、良い魔法が在るが…………まあもう今研究室にしてる拠点は捨て、昨日シロウに貰った拠点に大事な資料や道具を移動し、前の拠点はセキュリティ魔法の実験台にしよう。


 私の魔法研究は、たまに狙われる事が有る、それは過去一週間以上王に頼まれ留守にしてる時に、扉を破壊を試みた形跡等が残ってたりする。


「フッフッフ……………何時ぞやの、我輩の家のキズを付けた借りを、賊に何倍に凝縮返してやる、消し炭では済まない程な」


 こうして私は、更に石板の知識を吸収し後に店を始めたシロウに、感謝されたがまさか異世界の店に二度目の接待を受けるとは、この時思わなかったが…………一度目は確か鰻屋だったな、アレは美味かった…………また連れて行って欲しい。




 ◇



 私はシャロとガリレオさんが行った後、ステータスを確認したが…………なんと言うか戦闘ステータスは、某野球ゲームの様な感じだが、まあある程度は高いし全てGで無いだけましだな。


 戦闘能力(ステータス)


 名前 猫街ねこま 史郎しろう


 年齢 20歳  性別 男  種族 人間



 Lv.0

 冒険者ランク Lv.0



 HP∶39

 MP∶1023

 P∶1257


 STR(腕力)∶D (75)    INT(知力)∶F (37)

 VTI(体力)∶D (83)     WIL(精神)∶E (55)

 DEX(器用さ)∶G (18)   CHA(魅力)∶G (19)

 AGI(素早さ)∶F (22)    

 


 腕力と体力が高いのは助かるな、魅了耐性の魅力と武器を扱う器用さが低い、何と言うか残念ステータスだな、まあ私らしい不器用なステータスだな……………………クッ! …………。


 それはさて置き、何処かに放り投げてメインメニューの、エンターテイメントとテレビの異世界技術のチューナーと接続し、日本家電に似たテレビの電源を入れ試すと、スマホとかの機能とかが使えるがテレビには観る放送局の選択や、実家で加入済みのCS番組の受信とBSが普通に見えるが、やはり有料ゴミクズのあの局が有るので、あの為に成らない無駄な税金食い放送は不受信にした。

 他にも全国版の民放二社は、色々やらかしてるので拒否し懐かしい東海地方の民放と微妙な県の民放を受信にした。


「昔から応援してたブルードラゴン、やはり経営会社が変わったか…………、球団フロントがもう資金的に終わってたからな、新しい球団の親会社は期待出来そうだな」


 他はCS放送は、まだ一月故に犬系の特集組まれたアニマニアプラネットに、限界突破の湯気がない放送をする某アニメ放送、幅広いニーズに適した新旧のアニメ放送や、自然科学や宇宙科学等を題材にした放送局や、あの昭和最強のお笑い番組のドリ○ターズが放送されてる局だったり、某昔から黒い噂が絶えない某企業の放送は選ばない。


 大河時代劇は、結構好きなジャンルが多いが、水戸の暴れん坊中納言(ちゅうなごん)世直し旅シリーズを、駄目にした作品が放送されてるので、悩む所だ…………暴れん坊上様御出陣は何回観てもスッキリする、何処かの腐敗した人達をばったばったと刀背打ちで倒して欲しい。


 そして無料動画サイトは、グレーな広告が流れたりするが何故か、スキルを通してテレビで観るを選択すると、余計な鬱陶しい広告は流れない…………某アカウントの某Videoに近い。


 一応動画サイトは、地球のアカウントが有効に働いてるらしく、何故かスキルのメニュー画面からでも観れるらしい、だがアニメの予告や某配信者の切り抜きは見れない、面白切り抜き無いのは痛いな。


 某声優のチャンネルや、厳ついグラサンと声優のチャンネルに、笑ったら地獄罰ゲーム切り抜きやらは普通に見えた、あの二人にもっとタイキックを喰らわせてくれよ。


「異世界で観れるのは、結構精神的に助かるな…………娯楽がないと辛い」


 一応エンターテイメントの、内容は確認が完了した…………ヤったぜ…………何か違う様な。


 そして地図は、この世界の地域や大陸別や惑星儀やゲームの様な、ワールドマップや日本の拡大ナビ機能付き地図は、某ネタ付きボイスのナビ機能だ。


 因みに車に自動で繋げ、カーナビ連動が可能らしい………まあマイカーは分身が使うから、新しく買う必要があるがどうせならラボラトリーで製造すれば良いが、好きなメーカーだしワールドショピングから買えば良いかな、中型免許も生かせばキャンピングカーもかな。


 自転車やバイクも買っとこう、異世界で改造して浮遊させて走る場所を選ばないバイクも良いかも、やはりホバーや飛行能力のあるバイクてロマンの塊だし、まあサイドカーに乗るのが大抵ガリレオさんな気がするから、全くラブロマンスの欠片もない。


 異世界に恋愛を期待する気もないが、のんびり一回はファンタジーを満喫してみたいもんだ、死にたくないからある程度戦い慣れしてから。

 食材のモンスターの調査と、実際見たモンスターはどんな環境で育ってるか、色々知識は欲しいもんだ。


 そしていつの間にか、シャロが戻って来てたので農作物を増やすのと、ゴーレムの増やし方を教えて貰う為に、ゴーレム製造管理棟に向かうのだった。


 次回、『想像してたモンスターの、ゴーレムと違う』をお送りしません。

 

 

 異界魔法の石板

 

 石碑の様に立つ魔道石板は、魔力を流す代償を払う事により魔法を、その人が理解出来る様にイメージを送る。

 ある時はセフィロトの樹の一部の力が影響し、とある異界の魔王の力が働き力を貸し与えてくれるが、セフィロトの樹の頂点の金色の王の力は、普通の人間には基本扱えない、とある資格を獲なければ。

 

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