精霊と契約してしまった?!
コンコン
「お母様!ちょっとお話があるので一緒にご飯を食べませんか?」
「まぁ!リカルドとヴィオ!昼食?良いですわよ」
昼食中
「それで?お話って何?」
「あぁ…それが…ヴィオが精霊と契約したんです」
怒られるのかなぁ…
「まぁ?!そうなの?」
お母様がヴィオレットの方を見た
「え、あれって契約なんですか?」
「「………」」
え、呆れた目で見られてるんだけど…えぇ?名前あげただけだよ??
[当たり前じゃないか]
「あら?アルじゃない。てかそれどう言う事?」
[僕達精霊と契約するには召喚してそれも何度も何度も召喚してやっと契約できる物なんだ]
「へぇ?…じゃあ何でアルは私に声掛けてきたのかしら?」
[ヴィオレットってこの世界の人じゃないでしょ?]
…あぁだからか。だからか気になった感じかな。
「ふーん」
あっやべ。お母様達完全に無視してた
「ヴィオ…もしかして精霊と話しているの?」
「…はい。精霊もどきと話しています」
[ねぇ?その精霊もどきってのどうにか出来ないの?]
「えっだって精霊…精霊ってなんかもっと…ねぇ?兄様?」
「え?なんで僕に振るんだい??」
ごもっともですね。
だんまりを要求します
[却下]
「は?」
「ヴィオ?どうしたの?」
「い、いえ!なんでもないです」
「そう?それよりほんとに契約してるのねぇ…うーん。」
「ヴィオ…本当はね、ヴィオを戦場には出したくないから貴方にはごく普通の令嬢になって貰おうと思ってたの」
「え?そんな!嫌ですわ!」
「え?そうなの?ヴィオは戦いたいの?」
何を当たり前の事を。私は婚約破棄されて殺される運命なんて望んで無いわ!
「はい!それはもう!人を〇してみたいですわ!」
「そう…なら明日から始めてみます?剣術と魔術」
「良いのですか?!」
ええ!マジすか!やったぁぁぁあ!!
「えぇ!良いわよ!…あっでもちょっとお父様に相談しないといけないから…ちょっと待ってて頂戴」
「はい!」
「ヴィオはそんなに戦いたかったのかい?」
「えぇ!それは勿論!ただ殺される運命は避けたいですもの!」
「え?」
「…なんでもありませんわ!」
[ちょっと変なこと言わないほうがいいよ]
「分かってるわよ!」
「ヴィオ?」
「あっ!すいません!なんでもないですわ」
「そう?」
「えぇ!」
危ねぇバレるとこだったわ…
フゥお腹いっぱい!
明日が楽しみだなァ!