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完全にチート・・・・・・って訳では無い

フェリスさんから狼牙瞬雷と一目で名刀だと解る刀を貰ったその日に練習用の太刀や短刀に脇差が欲しいと思っていた。

そして翌日ルーフェイスの背中に乗ってフェリスさんの元へ向かった。


因みにルーフェイスは背中に誰かを乗せて走るのは初めてだったらしいが、無茶苦茶乗り心地が良かった。

まぁ、車みたいに周りに壁? がある訳では無いからちょっと怖くはあったが。

バイクに乗ってる人は乗る度にああいう感覚を味わってるんだろうな。


道中、モンスターに遭遇する事も無く無事に到着。

というかルーフェイスの速度に追い付くモンスターや遠距離から狙撃できる奴はそうそういないだろう。


んで使っていない武器を人型の姿で手入れをしていたフェリスさんに事情を話す。

てか・・・・・・人型のフェリスさんがちょっと野性味のあるとんでもない美人でスタイルも良かった。

この歳で息子が元気になりそうだったな。


話を聞いたフェリスさんは一旦作業を辞め、奥に向かうと一つの袋を持ってきた。

そして袋の中から無数の太刀、脇差、短刀、大太刀などが出てくる。


何故こんなにも多くの刀を持っているのかを尋ねたら、一時刀の美しさにハマっていたからという返答が返って来た。


にしても・・・・・・だからってちょっと多すぎないか?


無数の刀の内半分はあげると言われた。

いやいやいや、これの半分って結構な量なんだが。


こんだけの刀を整備するのも大変だしなぁ・・・・・・って思っていると、その必要は無いとフェリスさんが教えてくれた。


理由を聞くと無数の刀をしまっていたマッジクバッグは武器限定だと収納容量が無限になるらしい・・・・・・普通にエグイ能力だなと思った。

しかし一定以上の性能がある武器は袋の中に入れる事は出来ても、時が経てば劣化が始まる。


完全に万能って訳では無いけど、戦争に行く兵士達とかにとったら喉から手が出るほど欲しいだろうなと思った。


そのあと少しだけ雑談をした後、今度はルーフェイスの背には乗らずに走って帰った。

途中で適当なモンスターと短刀を使って戦ったが、初めて扱った割には上手くいったのかもしれない。

でも短剣とは違って両刃から斬る事が出来る訳じゃないからそこを考えると扱いずらいところがある。


ただ・・・・・・やっぱり体格的な問題で太刀を扱えるのは先になりそうだな。


「にしても少しラガスさんの武器には憧れるな」


「シュラも刀に興味があるのか?」


鬼人のシュラに刀・・・・・・確かに似合う。てか、ベストマッチだよな。

でもシュラは刀みたいな繊細な操作がいる物は・・・・・・でも最近少しづつだけど魔力の操作も上手くなってはきているもんな。


けどそれでもなぁ。シュラには太刀より・・・・・・。


「シュラには大太刀、いや斬馬刀の方が似合ってる気がするな」


「大太刀って武器は何となく想像出来るけど、斬馬刀ってどんな武器なんですか?」


「どんな武器、か・・・・・・馬って結構デカいだろ。そんなデカい馬でさえぶった斬るバカでかい刀の事だ」


「それは、中々に豪快な武器ですね。けどそんなデカい武器を操るなら相当な力がなきゃ無理じゃないですか?」


だろうな。俺も素の力で斬馬刀みたいな自分の身長を優に超える武器を操れるとは思っていない。

身体強化のアビリティを使っても自由自在にとはいかないだろう。

獣魔法や鬼魔法に竜魔法を使えば話は別だが。


「普通はな。でも鬼人族であるお前なら、しっかりと操れて実戦でもしっかりと使えると思うぞ」


まっ、そんな武器をフェリスさんですら持っているか解らないからシュラが持つのは結構先になるだろうが。

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