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朝になったら。  作者: 味噌ラーメン
清水 秋良
2/2

episode1 クラスメイト

「彼女はいつも静かでした。

騒がしい教室の中でも一人違う空間にいるかのような、そんな人でした」

僕は、そんな彼女に惹かれていました。とは言わず心の中にしまった。

「ありがとうございました。」

記者の人がそういうと俺はすっと顔をあげた

少し離れたところでこそこそと話しながらこちらを見ているおばさんがいる。

なんだ?

帰り際におばさんたちの横を通ると話し声が聞こえた

「やっぱりね」「起きると思ったわよね」「娘さん可哀想にね」

近所の人か?やっぱりということは日常茶飯事に荒れていた家族なのだろうか。

後ろでは記者に囲まれたうちのクラスの女子が泣きながらインタビューに答えている。

そんな泣くほど誰も仲良くなかっただろうが。

今日の教室も先生が入ってくるまでいつも通り何も変わらず騒がしかった。

俺もクラスメイトが一人死んでるだなんて知らずに騒いでいた。

誰も来ていないことを不思議に思っていなかった。

先生が静かに重く教室のドアを開け入ってきたとき空気が変わるのを感じた。

その時、いつも通りではなくなった。

みんな一斉に彼女の机を見た。

ただ一人来ていない彼女の机を。

人が死ぬなんてしかもクラスメイトが、はじめてなことでパニックになった。

そのあとみんな授業を受けずに帰ることになったのだが校門では沢山の人が群がっておりそれに俺は捕まってしまった。

家に帰ると誰もいない空間が少し不気味で部屋へ駆け込んだ

何が原因で死んだのか詳しくは聞いていないが家で家族みんなで発見されたとだけ聞いた。

強盗か何かに入られたのか?

ベッドで寝転がっているとだんだんと睡魔が襲ってきた。


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