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代償

特に何も無く、私は帰宅し、風呂場へと向かった。

私はそこの脱衣所で服を脱ぎ捨て、シャワーを浴びる。

今思えば、私はこの人生に変化を求め過ぎた。

その報いが来てしまった。

だが、今更後悔しても、もう遅いんじゃないか。

・・・いや、考えても仕方ない。

私は首を横に振り、風呂場についている鏡を見た。

鏡にうつる、無表情の私。

こんな私は、もう、見たくない。

私は、拳を握り締めて、鏡を思い切り殴った。

鏡は激しく音を立てて割れ、その破片が手に刺さり、血が出る。

血はすぐにシャワーで流れていくが、またどんどんと血は出てくる。

痛いといえば痛かったが、なぜか少し心地良かった。

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