4/7
予感
そういえば、私の趣味って何だろう。
少し、気になった。
今日はそれを探してみよう。
でも、正直趣味って探すものなのかどうか気になる。
そう考えたら、趣味を探すのが急にバカらしくなって、私は考えるのを止めた。
どうも家や学校にいる時に、視線を感じる。
鏡の中の自分に語りかけるようになってからだ。
何か嫌な予感がしたが、この退屈な日常と早くおさらばしたいという気持ちの方が強くて、私はまた鏡に向かった。
誰かに見られ続ける、というのは良い気がしない。
何故か鏡に写る自分が自分でない気がして。
自分でない自分に、自分は見られている。
私はそれが嫌になって、明日も学校だから、と自分に言い聞かせ、寝ることにした。