学園祭
最近コメディが入ってる気がしなくでもないです…。
「白雪姫とシンデレラと不思議の国のアリス?」
「そうぅ…恋ちゃんはどれがいいと思もうー?」
学園祭。それは恋にとっては恐怖のできごとだ。まず白雪姫。恋の髪色は銀色だが白雪姫をやらされた。王子様役。ハアハアと息が荒い気色悪い人だった。次シンデレラ。意地悪三人組が全くいじわるではなかったこととガラスの靴が大きすぎて普通に歩いていても靴が脱げたこと。とな・れ・ば
「不思議の国のアリス!!」
「おっけぇー…きょーつけぇー!」
拓海がそう声をかけるとファンクラブの皆様が整列をした。
「何かお呼びでしょうか!!」
これを100人は超えている人数が一気にいうのだ。怖いでしょう!?
「恋ちゃんのサイズを測ってー、持ってきて!!」
「はいっ!!」
サイズを測って持ってくるって…女子がやる意味ある!?
恋はそのまんま連行された。
「恋さんばんざーい!」
「ば、ばんざーい…。」
バスト✘✘
「恋さんもう一回ばんざーい!」
「ば、…」
ウエスト✘✘
「恋さん…何もしなくっておっけー!」
「おっけー…」
ヒップ✘✘
「恋さんスタイル超良い!!」
あ、あれ…?ファンクラブなのに…何で恨まないの?
「私たちは新入りなんですけど、『恋様応援ファンクラブ』…略して『ROF』がないので拓海さんのファンクラブに入ってちかづく機会を待っていたのです!!」
「え?」
「あ、でも本当の拓海さんのファンの方もいますけどね?半分よりちょっと少ないぐらいの方は恋様のファンですよ?」
「え?まじぃ??」
「まじです!!!」
な、なんと。驚き。。。。。。。。。
ファンクラブの人たち怖い…と思っていたらそうでもなかったらしい。
「私は虹橋樹里です!」
「私は色城玲菜です!」
「私は…Cとでも覚えておいてください」
「恋様すごいですよ!だってあのくっそヤンデレ野郎にあんなふうに接せるなんてそうそういませんよ」
「あ、あのくっそヤンデレ野郎…」
「はい!」
「言い方がひどすぎると思うよぉ~」
「…く…拓海さん…」
「何さあのくっそヤンデレ野郎ってぇー」
「…」
現れたのは拓海だった。ニコニコと笑いながらののびのびとした口調は恐ろしい。
「それはさすがに」
で恋の手を引っ張り抱き寄せて
「ひどいんじゃないかな?」
で恋の耳元で低く囁いた。それを見たROFのみなさまは顔を赤らめて逃げて行った。
「私は言ってませんよ!?」
「でも何も言わなかったよね?」
「う゛…」
「そんな悪い子にはお仕置きしなきゃね♪」
「ひぃぃぃぃー」
怖い怖い怖いよ拓海君!
そしてなんとなくもう書く必要もないんじゃないのかなと…。