八不思議~♪
七不思議って怖いですよねぇ~
授業が終わって、放課後になったとき――…事件は起こった。
「……変な授業だったなぁ…。」
「だよねぇ~」
「うわっ!…なんだ蒼霊さんか」
「蒼霊さんじゃなくて拓海って呼んでほしいなぁ」
「え。」
「それがダメなら拓ちゃんでもいいよ!」
「…拓海君でいいかな。」
「仕方ない。それでいいや。あ。ねえねえ、恋ちゃんはこの状況分かってる?」
この状況?広い広い教室で私は壁際にいてあおれ…拓海君は恋の前にいて壁ドンをしている…。あれ?さっきまで拓海君となりでニコニコしてなかった?え?あれ?
「分かった?恋ちゃん今ね、いろんな意味で危ないんだよ?」
「……てーい!」
恋は拓海から逃げて、拓海の後ろに回った。そしてそのまんま回し蹴りをした。
「うわぁー危ないじゃんか―恋ちゃん?」
「………………ぐはっ。」
拓海はそれを余裕の表情で避け、恋の顔の前でにぃぃぃぃっこり笑った。
「てーーーーーーい!!!」
「とーーーーーーい!!!」
「しねーーーーー!!!!」
「恋ちゃんーーー!!!」
そのあとの学校には奇声を上げる不思議な美男子と美少女の声を聴くと死ぬというおっそろしい八不思議ができたという。
てーい!って…ちょ、私てーい!って…。\(゜ロ\)(/ロ゜)/