メイドな僕
短めな話ですが呼んでいただいたら幸いです。
・・・・・
・・・
今日は初めて彼女のアリサとデートに来たのだが・・・
アリサの希望で今僕とアリサはコミケ会場に来ている。
「ねぇ~これ変じゃないかな?」
「//ううん、似合ってるよ//」
「//えへへ~//ありがとね♪。祐くんも似合ってるよ」
「//いっ言なよーただでさえ恥ずかしいのに、何でこんな格好にまで...」
なぜこんな事になったのかと言うと...
~~~~~~~~~~~~~~~~~
人見知りの僕はあまり人混みが好きではない方なのだが
アリサが「お願い!一緒に行こうよ~」っと瞳をウルウルさせながら迫ってきた
元々女性に免疫がなかった僕は断ることもできなかった。
アリサとは幼馴染で今まで恋人と言うより友達のような関係だったのだが、
ある日いきなり「祐くん//私ずっと祐くんが好きだったの!//付き合って//」っと言われたからだ。
だが付き合いだしたものの大して今までと変わらず、依然友達のような関係のままなのだ。
そしてやっと初めてのデートだったのだが
「はい、祐くんは~これを着てね~」
「え...何これ?」
「むふふ~祐くんにぴったりだと思って持ってきたのだ!」
「でも...これ...”メイド服”何だけど...」
「そだよ♪あれ、もしかして他の服が良かった?」
「いや、そうじゃなくt「うーん、やっぱり巫女服や軍服のほうがよかったかな?でも今日は初めてだからスタンダードにメイド服にしようかと思ったんだけど...」
「だから、そうじゃなくて、何で僕がメイド服を着なきゃだめなの!」
「だって~今回のはコスプレ専用の会場なんだもん、それとも祐くんは来たくないの?」
「//ヤだよ!こんなの、それに僕は男だよ!恥ずかしいよ//」
「えぇ~そんなー一緒に着ようよ~ねっ着ようよー」
「うぅ~...」
「お願い!それとも...オタクな彼女は嫌い?」
「ちっ違うよ...//ただ恥ずかしくて...//」
「なら、私もメイド服を着るよ。それなら恥ずかしくないでしょ?」
ここまで言われて断れない僕はうなずくことしかできなかったのだ。
そして冒頭に戻る。
「あっアリサ//...もう恥ずかしくて死にそうだょ//...」
「大丈夫だよ!うぅ~ん!それにしても祐くんほんっとうに似合ってるよ~」
今僕が着ているのはメイド服だ。だけど漫画やアニメなどに出でくる様なのではなく、オーソドックス
な実際にメイドさんが着ているようなタイプのやつだ。ちなみに僕は童顔で声も高い方なのでたまに
女の子に間違えられることもあるのだ。
「ほら、元気出して!皆コスプレしてるから大丈夫だよー」
アリサもメイド服を着ているが僕のと違ってメイド喫茶などで見るような胸元が開いてミニスカでガー
タベルト付きのタイプだ。
どちらかと言うと可愛い部類にアリサは入る、スタイルもよく膨らんだ胸やスラリと伸びた足につい目が行ってしまう。
「祐くんってば照れちゃって可愛いね♪」
「///こんな格好で言われても嬉しくなんかないよ/////」
そんな感じでアリサと話していると、
「すいませーん、写真を撮らしてもらってもいいですかー?」
と、一人のカメラマンが僕たちに話しかけてきた。
「あっ写真ですか?良いですよ~」
「//えぇ~、しゃ写真!?//」
「写真ぐらいイイじゃない、ポーズとるだけだから!」
「は~い。チーズ」
パシャ!
「ありがとうございました~」
お礼を言ってカメラマンは立ち去っていった。
「それじゃそろそろ行っか!」
「あっ//」
そう言って僕の手を握りながら引っ張っていった。
「可愛い声なんかだしてこれじゃ祐くんが女の子みたい♪」
「//ぼっ僕は男だ//」
「まぁ~祐くんのたまに見せる男の部分が私は好きなんだけどね~」
「//お男の部分って...//」
「祐くんさっきから私の太ももや胸の谷間をずっとみてるよ。」
「//なあぁ!?」
「祐くんは~可愛い顔して実は結構エッチなんだね~」
「//うぅ~//」
「でも私のことちゃんと女として見てくれてるだね~それはそれで嬉しいな~♪」
・・・・・
・・・
・
こんな感じでアリサとの初デートだったのだが、僕はアリサにはかなわないんだと思う。
でもまぁ、幸せだからいいか...
全部呼んでいただきありがとうございました。