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異変
「…?」
「紗希、どうしたの?」
それは、ある平日の朝のこと。
「いや…左足が…動かない…。」
「え!?」
母からの問いかけに答えた。
朝起きたら足に違和感が。
左足が全く動かない。びくともしない、感覚も何かおかしかった。
「ちょ、ちょっと病院!!」
母は急いで救急車を呼んだ。
私は大きな病院へと運ばれることとなった。
この日は仕事の日。私は院長に連絡をする。
「は?仮病だろ?そんな嘘つくなよ。」
院長からの第一声がそれだった。
「違います。今病院にいます。」
「そんなバカなことあるか。早く出勤しろ。」
いくら言っても分かってくれることはなかった。
足が朝起きたら動かない。えぇ、そんなバカなこと私も初めてです。
でも、いくらいじめがひどいからといってもそんな嘘はつきません。
病院でたくさん検査をしました。
けれど…原因はわからず、ストレスからかもしれない。
それで終わりました。
終わった後、弟におぶられながら歯科医院に行きました。
現状を見せるために。
けれど、それでも半信半疑でした。
私はそれがとてもつらかった。




