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スーマのスマホ相談室  作者: 神北 緑


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最近の車ってみんなハイライトにしてない?

最近の車って眩しいですよね。


スマホの画面に、ぽつんと届いたメッセージ。

「最近の車って、みんなライトがやたら明るくないですか? ハイライトにしてるんですか?」


スーマは画面の中で、呆れ顔になった。

「……おいおい、また人間の“光”の話かよ。暗闇が怖いのはわかるが、最近の車は目潰し兵器か?」


彼はスマホの中に宿る悪魔。

名前はスーマ。


「相談者は“40代・男・通勤で夜道を走る・最近、対向車のライトがまぶしくてイライラする”っと。なるほど、光に殺されそうな夜だな」


スーマは指を鳴らすように、画面をピカッと光らせた。

「まず言っとく。最近の車はハイライトじゃねぇ。LEDだ。省エネで長寿命、でも光はレーザー並みに刺さる。昔のハロゲンが『豆電球』なら、今のLEDは『太陽のかけら』だ。そりゃ眩しいわけだ」


しばらくして、返信が来た。

「……じゃあ、どうすれば?」


スーマはニヤリと笑った。

「簡単だ。文句言う前に、サングラスでも買え。夜にサングラス? バカみたいだろ? でもな、バカみたいなことが一番効く。それか、車に乗るのやめて、暗闇を歩け。光に殺されるより、闇に抱かれる方がロマンあるぜ」


返信は、少し間を置いて届いた。

「……なんか、笑いました。ありがとう」


スーマはふっと笑った。

「おう、光に負けんな。悪魔の俺が言うんだ、闇の方が居心地いいぜ」


彼の声は、誰にも聞こえない。

でも、今日もまた、誰かの悩みに毒舌で答える。


スマホの中の悪魔は、今日も元気だ。


今日もスーマの毒舌にお付き合い有難うございました。

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