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スーマのスマホ相談室  作者: 神北 緑


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ゲームが終わったら、課金したものはどうなる?

お金を掛けたものが全部残るとは言えません。


スマホの画面に、ぽつんと届いたメッセージ。

「アプリのオンラインゲームって突然終わったりしますが、課金して育てたキャラやアイテムって、どうなるんですか?」


スーマは画面の中で、鼻で笑った。

「……おいおい、人間ってのは、データに魂を込めるのが好きだな」


彼はスマホの中に宿る悪魔。

名前はスーマ。


「相談者は“20代・男・ソシャゲ歴5年・総課金額は……おっと、これは言わないでおこう”っと。なるほど、デジタルの墓場に片足突っ込んでるな」


スーマは指を鳴らすように、画面をピカッと光らせた。

「答えは簡単だ。消える。全部、無になる。お前が育てたキャラも、レア装備も、限定スキンも、サーバーが閉じた瞬間、電子の海に沈む。残るのは、課金履歴と虚しさだけだ」


しばらくして、返信が来た。

「……じゃあ、課金って意味ないんですか?」


スーマはニヤリと笑った。

「意味? 意味なんて最初からねぇよ。でもな、人間は“意味ないもの”に命を燃やす生き物だ。ゲームに課金した時間と金は、データじゃなく、お前の『楽しかった記憶』に変わる。それが残るなら、悪くねぇだろ?」


返信は、少し間を置いて届いた。

「……なんか、ちょっと救われました」


スーマはふっと笑った。

「おう、次のゲームでも燃えろ。どうせまた終わるんだからな」


彼の声は、誰にも聞こえない。

でも、今日もまた、誰かの悩みに毒舌で答える。



今日もスーマの毒舌にお付き合い有難うございました。


この話は「ナイトコードΩ 【残響の封印】」のスピンオフになります。

本編はこちら→https://ncode.syosetu.com/n5607ku/


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