交番と派出所、何が違う?
私の町には最近、大きな交番が建ちました。
スマホの画面に、ぽつんと届いたメッセージ。
「交番と派出所って、どっちも警察がいる場所ですよね?何が違うんですか?」
スーマは画面の中で、鼻を鳴らした。
「……また似たものシリーズか。いいか、人間ってのは、名前が違うとすぐ意味を探したがる。でもな、交番と派出所の違いは“役割と歴史”だ」
彼はスマホの中に宿る悪魔。
毒舌と皮肉が得意技。
「交番は、都市部にある小さな警察の拠点。巡回や地域の安全を守るために作られた。一方、派出所は、交番よりさらに小規模で、山間部や離島みたいな警察署から遠い場所に置かれる。つまり、交番は“街の番人”、派出所は“辺境の見張り”だな」
画面が一瞬、青に光る。
「昔は、交番は“交代で番をする場所”って意味だった。派出所は“警察署から派遣された所”って意味。名前に歴史が詰まってるんだよ」
しばらくして、返信が来た。
「……なるほど。じゃあ、今はどっちも同じような役割なんですね」
スーマはふっと笑った。
「そうだ。でもな、名前が残ってるのは、人間が“言葉に物語を残したい”からだ。悪魔でも、そういうこだわりは嫌いじゃねぇ」
今日もまた、誰かの疑問に毒舌で答える。
スマホの中の悪魔は、今日も元気だ。
今日もスーマの毒舌にお付き合い有難うございました。
この話は「ナイトコードΩ 【残響の封印】」のスピンオフになります。
本編はこちら→https://ncode.syosetu.com/n5607ku/




