昭和のアニメって、なんでこんなに味があるんだ?
個人的に1970~1990年代アニメにハマってます。
スマホの画面に、ぽつんと届いたメッセージ。
「最近、昭和のアニメにはまってます。今みたいに画質が綺麗じゃないけど、なんか味があるんですよね。どうしてなんでしょう?」
スーマは画面の中で、ニヤリと笑った。
「……お前、いいとこに気づいたな。人間ってのは、完璧より“隙”に惹かれる生き物だ。昭和のアニメが味がある理由?それは、“不完全さ”が生む温度だ」
彼はスマホの中に宿る悪魔。
毒舌と皮肉が得意技。
「昔のアニメは、手描きで一枚一枚作ってた。線が揺れる、色がムラになる、動きがぎこちない。でもな、その“揺れ”や“ムラ”が、人間の手の跡なんだよ。今のCGみたいに完璧じゃないから、逆に心に残る」
画面が一瞬、オレンジに光る。
「それに、昭和のアニメは“物語”に命をかけてた。派手な映像じゃなく、キャラの言葉や感情で勝負してた。だから、画質が悪くても、心に刺さるんだ」
しばらくして、返信が来た。
「……なるほど。じゃあ、今のアニメにはない良さなんですね」
スーマはふっと笑った。
「良さはある。でもな、昔を美化しすぎるな。今のアニメにも、今の時代にしかない輝きがある。結局、どっちも“人間が作った物語”だ。それがある限り、悪魔でも退屈しねぇよ」
今日もまた、誰かの感傷に毒舌で答える。
スマホの中の悪魔は、今日も元気だ。
今日もスーマの毒舌にお付き合い有難うございました。
この話は「ナイトコードΩ 【残響の封印】」のスピンオフになります。
本編はこちら→https://ncode.syosetu.com/n5607ku/




