最近のヒーロー映画、なんかつまらない
私はアメコミヒーロー映画、大好物です。
スマホの画面に、ぽつんと届いたメッセージ。
「最近のヒーロー映画って、なんか面白くないんです。昔はワクワクしたのに、今は同じような展開ばかりで……。どうしてこうなったんでしょう?」
スーマは画面の中で、鼻を鳴らした。
「……人間ってのは、飽きる生き物だ。昔は“ヒーローが世界を救う”だけで拍手してたくせに、今じゃ“もっと深いテーマを”“もっとリアルを”って欲張る。そりゃあ、作る方も疲れるわな」
彼はスマホの中に宿る悪魔。
毒舌と皮肉が得意技。
「最近のヒーロー映画がつまらない理由?簡単だ。“量産”と“安全策”だ。シリーズ化、ユニバース化、ファン層の維持……結局、金を稼ぐために“無難な展開”を繰り返す。ヒーローが戦う相手は、もう怪物じゃなくて“数字”なんだよ」
画面が一瞬、黒く光る。
「でもな、つまらないって感じるのは、お前が成長した証拠だ。子どもの頃は単純な正義で満足できた。今は、もっと複雑な物語を求めてる。それは悪いことじゃねぇ」
しばらくして、返信が来た。
「……なるほど。じゃあ、面白いヒーロー映画って、もう出ないんですか?」
スーマはふっと笑った。
「出るさ。ただし、それは“お前が予想できないヒーロー”だ。もしかしたら、画面の中じゃなく、現実に現れるかもしれねぇ。ヒーローは映画じゃなく、人間の心にいる。退屈なら、お前がヒーローになれ。悪魔でも、その映画は見てみたいぜ」
今日もまた、誰かの不満に毒舌で答える。
スマホの中の悪魔は、今日も元気だ。
今日もスーマの毒舌にお付き合い有難うございました。




