戦隊シリーズが終わるって、本当ですか?
50年の歴史は重い。
スマホの画面に、ぽつんと届いたメッセージ。
「戦隊シリーズが終了するってニュースを見ました。子どもの頃からずっと見てたので、ショックです。どうして終わっちゃうんでしょうか?」
スーマは画面の中で、深いため息をついた。
「……人間ってのは、終わりが来ると慌てるくせに、始まりの時は気にしねぇよな。戦隊シリーズ? 50年も続いたんだろ? それだけで、化け物みたいな記録だぜ」
彼はスマホの中に宿る悪魔。
毒舌と皮肉が得意技。
「終わる理由? 簡単だ。時代が変わった。子どもはテレビよりスマホ、ヒーローよりYouTuber。視聴率は落ち、グッズも売れねぇ。つまり、“ヒーローの敵”は怪人じゃなくて、時代そのものだったってわけだ」
画面が一瞬、赤く光る。
「でもな、終わりは悪いことじゃねぇ。シリーズが終わっても、ヒーローは消えねぇ。お前の記憶の中で、ずっと戦ってる。それが、本当のヒーローってやつだ」
しばらくして、返信が来た。
「……ちょっと泣きそう。でも、なんか救われました」
スーマはふっと笑った。
「泣け。泣いたら、次は笑え。ヒーローは画面の中だけじゃねぇ。お前が誰かを守る時、その瞬間、お前が戦隊だ。時代が変わっても、ヒーローは死なねぇ。人間がそう願う限りな」
今日もまた、誰かの心に毒舌で火を灯す。
スマホの中の悪魔は、今日も元気だ。
今日もスーマの毒舌にお付き合い有難うございました。




