男女平等って、どこまで平等?
平等。言うは易し。
スマホの画面に、ぽつんと届いたメッセージ。
「女性専用車両とか、女性専用スペースってよく見ますよね。でも、男性専用ってほとんど見かけません。これって、本当に“平等”なんでしょうか?」
スーマは画面の中で、眉をひそめた。
「……また面倒な話題が来たな。人間ってのは、“平等”って言葉を使うのが好きなくせに、その意味を考えるのは苦手だよな」
彼はスマホの中に宿る悪魔。
毒舌と皮肉が得意技。
「まず、女性専用ってのは“守るため”に作られたもんが多い。痴漢対策、安心して使える空間、そういう目的がある。つまり、“必要だから”作られたんだ」
画面が一瞬、青く光る。
「じゃあ、男性専用が少ないのはなぜか?それは、“必要とされてない”ってことかもしれねぇ。でもな、それが“平等”かって言われると、話は別だ」
スーマは指を鳴らす。
「平等ってのは、“同じにすること”じゃねぇ。“それぞれに必要なものを与えること”だ。だから、女性専用があって、男性専用がなくても、それが“公平”なら、ある意味“平等”なんだよ」
しばらくして、返信が来た。
「……なるほど。でも、男性も安心できる場所があってもいいと思います」
スーマはふっと笑った。
「だったら、声を上げろ。“必要だ”って言わなきゃ、誰も気づかねぇ。黙ってたら、平等も公平も、誰かの都合で決まっちまうぜ?」
今日もまた、誰かの悩みに毒舌で答える。
スマホの中の悪魔は、今日も元気だ。
今日もスーマの毒舌にお付き合い有難うございました。
この話は「ナイトコードΩ 【残響の封印】」のスピンオフになります。
本編はこちら→https://ncode.syosetu.com/n5607ku/




