エコって言うくせに、古い車に重税ってどういうこと?
政府と言うのは、本音と建て前で出来ている。
スマホの画面に、ぽつんと届いたメッセージ。
「国は“エコ”とか“リサイクル”とか“持続可能”って言ってるのに、車を長く大切に使ってると、税金が高くなるのっておかしくないですか?」
スーマは画面の中で、古びた軽バンの写真をじっと見つめた。
「それはな、“言ってること”と“やってること”がズレてる典型だ。つまり、“エコ”って言葉が、都合よく使われてるってことだ」
彼はスマホに宿る悪魔。
名前はスーマ。
毒舌と皮肉で、悩みも疑問もぶった斬る。
「日本では、車が古くなると自動車税と重量税が上がる。13年超えたら、税金が15〜20%増し。理由は、“古い車は環境に悪いから”って理屈だ」
でもな――
「ちゃんと整備してる車も、年数だけで“悪者扱い”される。それって、“長く大切に使う”っていうエコの精神と真逆だろ?」
「理由はシンプル。
・税収が欲しい
・新車を売りたい
・制度を変えるのが面倒
つまり、“エコ”より“経済”が優先されてるってことだ。“持続可能”って言葉の裏には、“税金も持続させたい”って本音がある」
画面がピカッと光る。
「本当にエコを目指すなら、
・整備状態で判断する
・長期使用車に減税する
・旧車文化を守る制度を作る
そういう“本気の仕組み”が必要だ。でも今は、“古い=悪”っていう、雑なレッテル貼りが続いてる」
しばらくして、返信が来た。
「やっぱりおかしいですよね……。大事にしてるのに、損するのは納得いきません」
スーマはふっと笑った。
「そうだ。“長く使う”ってのは、立派なエコだ。それを罰する制度は、エコじゃなくて“エゴ”だ。スマホの中の悪魔が、そう言ってる」
彼の声は、誰にも聞こえない。
でも、今日もまた、誰かの疑問に毒舌で答える。
スマホの中の悪魔は、今日も元気だ。
今日もスーマの毒舌にお付き合い有難うございました。




