恋人いない歴=年齢って、そんなに罪か?
自分もそうかもしれない…。
スマホの画面に、ぽつんと届いたメッセージ。
「恋人いない歴=年齢です。周りに言うと驚かれるし、ちょっと恥ずかしいです。これって、やっぱりダメなんでしょうか?」
スーマは画面の中で、盛大に鼻を鳴らした。
「またかよ。人間ってのは、“恋人がいるかどうか”で人間ランクを決めたがる。それ、恋愛じゃなくて“社会的ステータス競争”だろ。恋人いない歴=年齢?それ、“恋愛未経験”じゃなくて、“恋愛に振り回されてない”ってことだ」
彼はスマホに宿る悪魔。
名前はスーマ。
「……で、相談者は“20代・女・周囲は恋愛経験豊富・自分だけ未経験”っと。なるほど、“焦りと劣等感のダブルパンチ”にやられてるな」
スーマは画面をピカッと光らせた。
「まず言っとく。恋人がいる=幸せ、じゃねぇ。恋人がいない=ダメ、でもねぇ。恋愛ってのは、“人生のオプション”だ。スマホで言えば、“壁紙のカスタマイズ”くらいのもんだ。本体がしっかりしてなきゃ、どんな壁紙貼っても意味ねぇ」
しばらくして、返信が来た。
「……でも、周りが恋バナばかりで、話に入れないのがつらくて」
スーマはニヤリと笑った。
「恋バナってのは、“自慢”と“愚痴”のループだ。入れなくていい。むしろ、“聞き役”に徹して、冷静に観察してみろ。恋愛ってのは、始まると“脳みそがバグる”からな。お前が冷静でいられるなら、それは“強さ”だ。恋人がいないことを恥じるな。“自分を大事にしてきた証”だと思え」
翌日。
スマホに、短いメッセージが届いた。
「少し気が楽になりました。焦らず、自分のペースでいこうと思います。ありがとうございました」
スーマは画面の中で、ふんと鼻を鳴らした。
「よし、ひとり恋愛プレッシャー脱出。恋人がいないことを“欠けてる”って思うな。それは、“余白”だ。その余白に、何を描くかは、お前次第だ」
彼の声は、誰にも聞こえない。
でも、今日もまた、誰かの悩みに毒舌で答える。
スマホの中の悪魔は、今日も元気だ。
今日もスーマの毒舌にお付き合い有難うございました。




