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スーマのスマホ相談室  作者: 神北 緑


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オタ活が止まりません。財布が泣いてます

前しか見えない時って有りますよね!


スマホの画面に、ぽつんと届いたメッセージ。


「オタ活が止まりません。グッズ、ライブ、遠征、課金……気づいたら給料が消えてます。どうしたらいいですか?」


スーマは画面の中で、盛大にため息をついた。

「またかよ。人間ってのは、“推し”って言葉を免罪符にして、財布を自爆させるのが趣味か?それ、オタ活じゃなくて“推し課金地獄”だろ」


彼はスマホに宿る悪魔。

名前はスーマ。


「……で、相談者は“会社員・女・推しはアイドル・月の課金額は3万超え”っと。なるほど、“推しのために生きてる”ってより、“推しに人生を捧げてる”な」


スーマは画面をピカッと光らせた。

「まず言っとく。オタ活は“趣味”だ。でも、趣味が“生活を破壊”し始めたら、それはもう“依存”だ。推しはお前の人生を背負ってくれねぇ。グッズは心を満たすけど、冷蔵庫は満たさねぇ。“推しのために働く”って言うなら、“推しのために貯金”もしろ。破産しても、推しは助けてくれねぇぞ?」


しばらくして、返信が来た。

「……確かに、ちょっと冷静になれました。でも、推しがいるから頑張れるのも本当なんです」


スーマは鼻で笑った。

「頑張れるのはいい。だが、“推しのために自分を壊す”のは違う。推しは“光”だ。でも、お前が“燃え尽きる”なら、それは“炎上”だ。オタ活は、“自分を楽しませる手段”であって、“自分を犠牲にする儀式”じゃねぇ。推しを愛するなら、まず“自分を守れ”。それが、真のファンってもんだ」


翌日。

スマホに、短いメッセージが届いた。

「予算を決めてオタ活することにしました。推しも好きだけど、自分も大事にします。ありがとうございました」


スーマは画面の中で、ふんと鼻を鳴らした。

「よし、ひとり推し依存脱出。次は、“推しのために生きる”じゃなく、“推しと一緒に生きる”くらいの距離感でいけ。人生の主役は、お前だ。推しじゃねぇ」


彼の声は、誰にも聞こえない。

でも、今日もまた、誰かの悩みに毒舌で答える。


スマホの中の悪魔は、今日も元気だ。


今日もスーマの毒舌にお付き合い有難うございました。

この話は「ナイトコードΩ 【残響の封印】」のスピンオフになります。


本編はこちら→https://ncode.syosetu.com/n5607ku/


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