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スーマのスマホ相談室  作者: 神北 緑


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EVカーって燃料いらないけど、その電気は燃料で作ってるよな?

矛盾と言う名の不思議


スマホの画面に、ぽつんと届いたメッセージ。

「EVカーって充電で燃料いらないけど、その電気は発電するために燃料使うよな?」


スーマは画面の中で、にやりと笑った。

「……お前、“EVの矛盾ポイント”に気づくとは鋭ぇな。そこに気づくのはセンスあるぞ。」


画面がぱちっと光る。


「結論から言う。

EVは“車としては燃料を使わない”けど、

“電気を作る段階では燃料を使うことが多い”。

だから“完全にクリーン”ではない。」


ただし、

それでもガソリン車よりCO₂が少なくなるケースが多い

というのが現代の答えだ。


① EVは“走るとき”に燃料を使わない

EVは

・ガソリン

・軽油

・エンジンオイル

を使わない。


走行中の排ガスはゼロ。

これは間違いなくメリット。


② でも“電気を作る段階”では燃料を使う

スーマは肩をすくめる。


「電気ってのは、空から降ってくるわけじゃねぇ。」


日本の発電はまだ

・天然ガス(LNG)

・石炭

・石油

が大きな割合を占めている。


つまり、

EVの電気の一部は“火力発電の燃料”で作られている。


だから

「EVは結局燃料を使ってるじゃん」

という感覚は正しい。


③ それでも“ガソリン車よりCO₂が少ない”理由

ここがポイントだ。


火力発電所は効率が高い。

ガソリン車のエンジンより、

“燃料 → 動力”の変換効率が良い。


さらにEVは

・回生ブレーキで電気を回収

・アイドリングがない

・低速で効率が高い


こういう“省エネ構造”が強い。


結果として、

トータルのCO₂排出量はガソリン車より少なくなることが多い。


④ ただし“電源構成”で結果が変わる

・再エネが多い国 → EVはめちゃくちゃクリーン

・石炭が多い国 → EVのメリットが薄れる


つまり、

EVのクリーンさは“国の発電事情”に左右される。


日本は再エネがまだ少ないので、

「EV=完全にエコ」ではない。


⑤ EVの本当のメリットは“街の空気がきれいになる”こと

スーマは鼻で笑う。


「EVの本当の強みは“排ガスが街に出ない”ことだ。」


・排ガスゼロ

・騒音が少ない

・アイドリングなし


都市部の空気環境は確実に良くなる。

これはガソリン車では絶対にできない。


相談者が返信する。

「じゃあ、EVはエコなのかエコじゃないのか……?」


スーマは静かに笑う。


「どっちでもある。

“走行はクリーン”だが、

“発電はまだクリーンじゃない”。

ただし、

トータルではガソリン車より環境負荷が低いことが多い。

これが現代のリアルだ。」


最後に、ぽつり。


「技術ってのはな。

“完璧”じゃなくて“よりマシ”を積み重ねて進化するんだよ。」


スーマのスマホ相談室。

今日もどこかで、エコの正体が一段階だけクリアになっている。


今日もスーマの毒舌にお付き合い有難うございました。

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