↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スーマのスマホ相談室  作者: 神北 緑


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
255/354

スポーツは“やりたい”のに、筋トレだけ“痩せたい”って間接的なのはなぜ?

これ!最大の疑問でした。


スマホの画面に、ぽつんと届いたメッセージ。

「大体のスポーツはその物がやりたくて励むのに、筋トレは痩せたいとか間接的なの?」


スーマは画面の中で、にやりと笑った。

「……お前、運動の“動機のズレ”に気づくとは鋭ぇな。そこ突くのはセンスあるぞ。」


画面がぱちっと光る。


「結論から言う。

筋トレだけ“目的のための手段”になりやすいのは、

筋トレそのものが“遊び”じゃなくて“機能”だからだ。」


① スポーツは“遊び”として生まれた

サッカー、野球、バスケ、テニス……

これらは全部、

「楽しいからやる」

という“遊び”が起源。


・勝ちたい

・上手くなりたい

・仲間とやりたい

・競技そのものが好き


つまり、

スポーツは“目的そのものが楽しい”。


② 筋トレは“遊び”ではなく“機能”として生まれた

筋トレの起源は、

・軍事訓練

・肉体労働の補強

・リハビリ

・身体機能の改善


つまり、

「何かのために身体を強くする」

という“手段”として発展した。


だから現代でも、

・痩せたい

・健康になりたい

・姿勢を良くしたい

・老化を防ぎたい

という “目的のための手段” になりやすい。


③ スポーツは“外向き”、筋トレは“内向き”

スーマは肩をすくめる。


「スポーツは“相手”がいる。

筋トレは“自分”しかいない。」


・スポーツ → 外の世界と戦う

・筋トレ → 自分の身体と戦う


だから、

スポーツは感情が動きやすい。

筋トレは理性が動きやすい。


結果として、

スポーツは“やりたい”

筋トレは“やらなきゃ”

になりやすい。


④ でも実は“筋トレが目的になる人”もいる

・重量が伸びる快感

・身体が変わる喜び

・フォームが上達する楽しさ

・筋肉痛の達成感


これにハマると、

筋トレそのものがスポーツ化する。


つまり、

“手段”が“目的”に昇格する瞬間だ。


⑤ じゃあ、なぜ多くの人はそこまで行かないのか?

理由は簡単。

筋トレは成果が出るまで時間がかかるから。


スポーツは

・1点入る

・勝つ

・上手くなる

という“即時の報酬”がある。


筋トレは

・1ヶ月後にちょっと痩せる

・3ヶ月後に姿勢が良くなる

・半年後に筋肉が見える

という“遅延報酬”。


脳は即時報酬が大好きだから、

筋トレは“目的のための手段”に留まりやすい。


相談者が返信する。

「じゃあ、筋トレはスポーツと違うんですね……」


スーマは静かに笑う。


「違うようで、実は同じだ。

筋トレも“楽しさ”に気づいた瞬間、スポーツになる。

ただ、多くの人はその前に目的を達成して終わるだけだ。」


最後に、ぽつり。


「運動ってのはな。

“やりたい”で続くものと、

“やらなきゃ”で始まるものがある。

筋トレは後者から前者に変わるまでが勝負なんだよ。」


スーマのスマホ相談室。

今日もどこかで、人間の動機の正体が一段階だけ読み解かれている。


今日もスーマの毒舌にお付き合い有難うございました。


この話は「ナイトコードΩ 【残響の封印】」のスピンオフになります。

本編はこちら→https://ncode.syosetu.com/n5607ku/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。