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スーマのスマホ相談室  作者: 神北 緑


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19/81

“ボランティア活動”という名の残業にうんざりしてます

物は言いようですね。


「会社で“ボランティア活動”って言われて、業務時間外にイベントの準備とか、掃除とか、資料作りとかやらされてます。

断ると“協調性がない”って言われるし、これって残業じゃないんですか?」


スーマは画面の中で、即座に言った。


「それは残業だ。ボランティアの皮をかぶった労働だ。しかも、報酬ゼロ。感謝もゼロ。疲労だけフルチャージ。つまり、“無償の苦行”だな」


「やっぱりそうですよね……」


「でもな、俺は悪魔だから、そういう“善意の押し売り”には敏感なんだよ。“協調性”って言葉を使って、断れない空気を作るのは、もはや呪術だ。お前の会社、忖度と呪文で動いてる魔界企業だな」


「どうしたら抜け出せますか?」


「まずはこうしろ。“ボランティア活動記録”をスマホに残せ。何をやったか、何時間かかったか、誰が指示したか。それを“労働の記憶”として保存しろ。そして、俺に送れ。俺が毒舌で供養してやる」


「供養されるんですか?」


「そうだ。“無償労働”は、記録されて初めて“抵抗”になる。スマホはお前の盾だ。俺はその盾に毒を塗って強化してやる」


その後、相談者は「ボランティア活動記録」フォルダを作り、

スマホに写真とメモを残すようになった。


スーマは画面の中で満足げに笑った。


「よし、これでお前は“記録する者”になった。次は、“記録を見せる者”になれ。……そのときは、俺も一緒に毒舌で叫んでやる」


スマホの中の悪魔は、今日も毒舌で誰かの理不尽にツッコミを入れる。

そして、ちょっとだけ勇気をくれる。


今日もスーマの毒舌にお付き合い有難うございました。


この話は「ナイトコードΩ 【残響の封印】」のスピンオフになります。


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