表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スーマのスマホ相談室  作者: 神北 緑


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

134/154

最近の投手、なんで160キロも出せるんだ?

平成の頃までは日本人で160キロ投げる人、殆どいなかったのに最近は珍しく無くなった気がします。


スマホの画面に、ぽつんと届いたメッセージ。

「最近のプロ野球選手って160キロとか投げるじゃないですか。昔はそんな投手いなかったのに、なんでですか?」


スーマは画面の中で、あからさまに眉をひそめた。

「……またかよ。人間ってのは、速さに取り憑かれてんのか?恋愛も球速も“スピード命”だな」


彼はスマホの中に宿る悪魔。

名前はスーマ。


「で、相談者は“野球好き・30代男性”っと。なるほど、昔の名投手を知ってる世代だな。じゃあ、悪魔のスポーツ講座、開幕だ」


スーマは指を鳴らすように、画面をピカッと光らせた。

「結論から言う。昔より速くなった理由は、科学と環境の進化だ。

・トレーニング技術の進化:筋力だけじゃなく、体幹、柔軟性、回旋運動を科学的に鍛えるようになった。

・栄養管理とサプリ:昔は“肉食え”レベル、今はタンパク質、ビタミン、回復まで全部計算。

・投球フォームの解析:ハイスピードカメラでフォームを最適化。無駄な動きを削って、効率的に力を伝える。

・ボールとマウンドの環境:整備が良くなり、滑りにくい、踏ん張りやすい。

・選手の体格:平均身長・体重が昔より大きい。パワーも増えてる。

つまり、昔の投手が悪いんじゃない。時代が“速さを作る仕組み”を整えたんだ」


スーマはニヤリと笑った。

「あと、忘れちゃいけねぇのが測定技術。昔のスピードガンは甘かったり遅かったりした。今は精密だから、数字も正確。だから、『昔は160キロいなかった』ってのは、半分は“計測の壁”だな」


しばらくして、返信が来た。

「なるほど……科学の力なんですね。昔の選手もすごかったんだな」


スーマはふっと笑った。

「そうだ。昔の投手は、科学なしで魂で投げてた。今は科学で魂を強化してる。どっちもカッコいいだろ?」


彼の声は、誰にも聞こえない。

でも、今日もまた、誰かの悩みに毒舌で答える。


スマホの中の悪魔は、今日も元気だ。


今日もスーマの毒舌にお付き合い有難うございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ