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スーマのスマホ相談室  作者: 神北 緑


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131/135

海流はいくつあるの?

海竜では有りません(汗)。


スマホの画面に、ぽつんと届いたメッセージ。

「海流って、いくつあるんですか?テストに出るんですけど、覚えられません」


スーマはため息をついた。

画面の中で、彼の顔がしかめっ面になる。

「……また勉強相談かよ。人間ってのは、毎日毎日、恋愛だのテストだの、飽きねぇな」


彼はスマホの中に宿る悪魔。

名前はスーマ。

「で、相談者は“中学二年生・男・部活はサッカー・社会のテストが近い”っと。ありがちな設定だな」


スーマは指を鳴らすように、画面をピカッと光らせた。

「海流はな、細かく言えば数百本ある。でも、テストで聞かれるのは“主要なやつ”だ。太平洋、大西洋、インド洋のメイン道路みたいな流れだな。だいたい11〜15本覚えりゃ十分だ」


画面に、スーマが指で書いたメモが浮かぶ。

太平洋


黒潮(日本近海)

北太平洋海流

カリフォルニア海流


大西洋


メキシコ湾流ガルフストリーム

北大西洋海流

カナリア海流


インド洋


南赤道海流

モンスーン流


「な?こうやって“道路”だと思えば簡単だろ。海の中の高速道路だ。暖かい水と冷たい水を運んで、地球のエアコンやってんだよ。止まったら世界の天気は大混乱だ」


しばらくして、返信が来た。

「……道路って考えたら、ちょっと覚えやすいです。ありがとうございます!」


スーマはふっと笑った。

「ま、テストで爆死しても死にはしねぇ。たぶんな」


スマホの中の悪魔は、今日も毒舌で誰かを救う。


今日もスーマの毒舌にお付き合い有難うございました。


この話は「ナイトコードΩ 【残響の封印】」のスピンオフになります。

本編はこちら→https://ncode.syosetu.com/n5607ku/


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