人工衛星ってどれくらい飛んでる?
思ってたよりすごい量が飛んでるんですね!
スマホに、ぽつんと届いたメッセージ。
「人工衛星って、どれくらい飛んでるんですか?」
スーマは画面の中で、鼻で笑った。
「おいおい、またざっくりした質問だな。『どれくらい』って、距離か?数か?速度か?……まあいい、全部答えてやるよ」
彼はスマホの中に宿る悪魔。
名前はスーマ。
「まず数だ。今、地球の周りには約1万機以上の人工衛星が飛んでる。しかも、そのうち半分以上は通信とGPSだ。お前がスマホで『既読スルー』に悩んでる間にも、頭上では宇宙の交通渋滞だ」
しばらくして、返信が来た。
「そんなにあるんですか!?じゃあ、どれくらいの高さに?」
スーマはふっと笑った。
「高さ?これがまたバラバラだ。
低軌道(LEO):国際宇宙ステーションとか、だいたい400km前後。
中軌道(MEO):GPS衛星、約2万km。
静止軌道(GEO):テレビ放送とか、約3万6千km。
つまり、地球から見たら『めっちゃ遠い』。お前の恋の距離より遠いな」
「じゃあ、速度は?」
スーマは画面をピカッと光らせた。
「速度?低軌道のやつは秒速7.5kmくらいだ。つまり、1秒で東京から横浜まで行ける。お前の返信速度より100万倍速いな」
数分後。
スマホに、短いメッセージが届いた。
「すごい……宇宙って渋滞してるんですね」
スーマはふんと鼻を鳴らした。
「そうだ。しかも、壊れた衛星やゴミも飛んでる。宇宙はゴミ屋敷だ。人間って、どこ行っても片付けできねぇな」
スマホの中の悪魔は、今日も毒舌で誰かを救う。
今日もスーマの毒舌にお付き合い有難うございました。
この話は「ナイトコードΩ 【残響の封印】」のスピンオフになります。
本編はこちら→https://ncode.syosetu.com/n5607ku/




