表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スーマのスマホ相談室  作者: 神北 緑


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

115/132

消えた21万トンのお米はどこへ行ったの?

皆様、明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

本年一発目で御座います。


スマホの画面に、ぽつんと届いたメッセージ。

「去年、ニュースで『お米が消えた』って聞いたんですけど、21万トンってどこに行ったんですか?」


スーマは画面の中で、鼻で笑った。

「……おいおい、人間ってのは、食い物が消えると陰謀を探し始めるよな。21万トン? 宇宙人が食ったわけじゃねぇ。現実はもっと退屈で、もっと残酷だ」


彼はスマホの中に宿る悪魔。

名前はスーマ。


「答えはこうだ。去年は猛暑で米が不作だった。粒が小さい、品質が落ちる、収穫量が減る。さらに、外食や輸出の需要が増えた。結果? 市場から米が消えたように見えた。でもな、消えたんじゃねぇ。倉庫にある。政府の備蓄米もある。流通が遅れただけだ。つまり、米は『消えた』んじゃなく、『動かなかった』んだよ」


しばらくして、返信が来た。

「……じゃあ、パニックになる必要なかったんですか?」


スーマはニヤリと笑った。

「なかったさ。でも人間は『無い』って聞くと買い占める。結果、さらに無くなる。自分で火をつけて炎上する。SNSも同じだろ?」


返信は、少し間を置いて届いた。

「……なんか、納得しました」


スーマはふっと笑った。

「おう、納得しろ。米は消えねぇ。消えるのは人間の冷静さだ」


彼の声は、誰にも聞こえない。

でも、今日もまた、誰かの悩みに毒舌で答える。


スマホの中の悪魔は、今日も元気だ。


今日もスーマの毒舌にお付き合い有難うございました。


この話は「ナイトコードΩ 【残響の封印】」のスピンオフになります。

本編はこちら→https://ncode.syosetu.com/n5607ku/


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ