古代燃料って本当に枯渇するの?
地球の資源は決して無限ではないのです。
スマホの画面に、ぽつんと届いたメッセージ。
「ガソリンとか、もうすぐ無くなるって昔から言われてますけど、本当ですか?」
スーマは画面の中で、鼻で笑った。
「……おいおい、人間ってのは『終わる』って言葉にゾクゾクするよな。石油が消える? ロマンだな。でも現実は、そんなドラマチックじゃねぇ」
彼はスマホの中に宿る悪魔。
名前はスーマ。
「答えはこうだ。石油はあと50年、天然ガスは50年、石炭は100年以上残ってる。つまり、明日ガソリンスタンドが消えることはねぇ。でもな、問題は『枯渇』じゃなく『気候だ。燃やせば地球が焼ける。だから世界は再エネに全力投資してる。太陽と風が、古代燃料を追い出す時代だ」
しばらくして、返信が来た。
「……じゃあ、まだ使えるんですね?」
スーマはニヤリと笑った。
「使えるさ。でもな、使えるからって使い続けるのが人間の悪癖だ。枯渇より先に、地球が先に枯れるぜ」
返信は、少し間を置いて届いた。
「……なんか、怖いけど納得しました」
スーマはふっと笑った。
「おう、怖がれ。未来はガソリンじゃなく、光で走るんだよ」
彼の声は、誰にも聞こえない。
でも、今日もまた、誰かの悩みに毒舌で答える。
スマホの中の悪魔は、今日も元気だ。
今日もスーマの毒舌にお付き合い有難うございました。
この話は「ナイトコードΩ 【残響の封印】」のスピンオフになります。
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