表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スーマのスマホ相談室  作者: 神北 緑


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

108/134

スタップ細胞とは何だったんだろう?

謎は永遠に分からない…。


スマホの画面に、ぽつんと届いたメッセージ。

「スタップ細胞って、結局何だったんでしょう?」


スーマは画面の中で、深いため息をついた。

「……おいおい、人間ってのは、夢を見て、裏切られて、まだ夢の意味を探すんだな。スタップ細胞? あれは希望と炎上の化学反応だ」


彼はスマホの中に宿る悪魔。

名前はスーマ。

「相談者は“30代・男・当時ニュースを見て興奮した・今でもモヤモヤしてる”っと。なるほど、科学のロマンにやられたクチだな」


スーマは指を鳴らすように、画面をピカッと光らせた。

「答えはこうだ。スタップ細胞は『体の細胞を簡単な刺激で万能細胞に変える』って夢の技術だった。もし本当なら、再生医療の革命だ。臓器を作れる、病気を治せる、神様ごっこができる。でもな、結果は……再現できなかった。論文は取り下げ、研究は終わり、世界は失望した。つまり、スタップ細胞は“存在しなかった可能性が高い”ってことだ」


しばらくして、返信が来た。

「……じゃあ、全部ウソだったんですか?」


スーマはニヤリと笑った。

「ウソって言葉は簡単だ。でもな、科学は失敗の連続だ。スタップ細胞は『人間がどれだけ希望に飢えてるか』を証明しただけだ。結局、万能細胞はまだ夢のまま。だが、その夢が次の研究を生む。科学ってのはそういうもんだ」


返信は、少し間を置いて届いた。

「……なんか、ちょっと切ないですね」


スーマはふっと笑った。

「切ないか? じゃあ覚えとけ。夢は腐らねぇ。人間が諦めない限りな」


彼の声は、誰にも聞こえない。

でも、今日もまた、誰かの悩みに毒舌で答える。


スマホの中の悪魔は、今日も元気だ。


今日もスーマの毒舌にお付き合い有難うございました。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ