スタップ細胞とは何だったんだろう?
謎は永遠に分からない…。
スマホの画面に、ぽつんと届いたメッセージ。
「スタップ細胞って、結局何だったんでしょう?」
スーマは画面の中で、深いため息をついた。
「……おいおい、人間ってのは、夢を見て、裏切られて、まだ夢の意味を探すんだな。スタップ細胞? あれは希望と炎上の化学反応だ」
彼はスマホの中に宿る悪魔。
名前はスーマ。
「相談者は“30代・男・当時ニュースを見て興奮した・今でもモヤモヤしてる”っと。なるほど、科学のロマンにやられたクチだな」
スーマは指を鳴らすように、画面をピカッと光らせた。
「答えはこうだ。スタップ細胞は『体の細胞を簡単な刺激で万能細胞に変える』って夢の技術だった。もし本当なら、再生医療の革命だ。臓器を作れる、病気を治せる、神様ごっこができる。でもな、結果は……再現できなかった。論文は取り下げ、研究は終わり、世界は失望した。つまり、スタップ細胞は“存在しなかった可能性が高い”ってことだ」
しばらくして、返信が来た。
「……じゃあ、全部ウソだったんですか?」
スーマはニヤリと笑った。
「ウソって言葉は簡単だ。でもな、科学は失敗の連続だ。スタップ細胞は『人間がどれだけ希望に飢えてるか』を証明しただけだ。結局、万能細胞はまだ夢のまま。だが、その夢が次の研究を生む。科学ってのはそういうもんだ」
返信は、少し間を置いて届いた。
「……なんか、ちょっと切ないですね」
スーマはふっと笑った。
「切ないか? じゃあ覚えとけ。夢は腐らねぇ。人間が諦めない限りな」
彼の声は、誰にも聞こえない。
でも、今日もまた、誰かの悩みに毒舌で答える。
スマホの中の悪魔は、今日も元気だ。
今日もスーマの毒舌にお付き合い有難うございました。




