第96話。次の目的地はカレー港町です!
前回までの話では、セリナとレオはジャンヌを探すべく、市場へと向かう。そしてジャンヌらしき人物を追いかける。そこに居たのはダルク夫婦であった。
ジャンヌは別れの挨拶としてレオとセリナに……。
ユリアは宿屋へと戻っていた。そしてサムにミランダもだ。時刻は午前11時を過ぎようとしていた。
男性陣部屋へと集まっていた。セリナとレオはまだ戻って来てなかった。
ユリア、サム、ジェイコブ、ミランダで雑談を始めていた。話題はドーバー海峡の件へと進む。
サムは腕を組みながら考え込む「なるほど、カレー港町か……」
ユリア「ここから400マイルらしいわ」
ジェイコブ「一日じゃ到着せんかのぅ」
ミランダ「トリノと同じ距離て事かい?」
サム「いや、トリノの距離より遠いぞ」
ユリア「たしかパリの北上て言ってたわね」
サム「パリだと!?ドナテッロ組長の目的地か!」
ジェイコブ「しかし、もう追いつかないじゃろう」
ミランダ「まぁ今更、嘆いても仕方がないさ」
ユリア「ところで?セリナとレオは、まだなの?」
ミランダ「あたいらは見てないさね?」
サム「てっきりユリア姫と一緒かと思ったぞ?」
ユリア「私は一人で情報収集をしていたわよ」
サム「とにかくだ、これで目的地が決まったな」
ミランダ「そろそろ、昼になるから酒場に……」
ユリア「ミランダ……お酒でしょう?」
サム「ミランダ……セリナ姉に言われたよな?」
ミランダ「そ、それは!朝食の時だけだろ!」
ジェイコブ「ミランダよ、吐くのは無しじゃぞ?」
するとセリナとレオが戻ってきたのであった。
セリナ「みんな、揃っていたのね」
レオ「ユリアお姉ちゃん!キスされたよ!」
ユリア「やだ……まだ子供なのにレオたら……もう」
セリナ「ユリア、そう言う意味じゃありませんよ」
レオ「お母さんも『キス』されたんだよ?」
サム「別れ挨拶のキスだろ?ユリア姫、どんな想像をしてる!」
ミランダ「まぁ政治結婚なら……あ、あるさね?」
ジェイコブ「ミランダよ、変な妄想は辞めるのじゃ」
セリナ「レオに変な事を吹き込まないで!みんな」
レオ「酒場で昼を食べるじゃなかったの?」
サム「こほん!そうだな、そろそろ酒場へ行こう」
ユリア「えー食堂でいいじゃない、面倒だわ」
サム「酒場のが情報収集が簡単だからな」
ミランダ「あたいは酒場で食べたいねぇ」
セリナ「ミランダ、お酒は駄目よ、夜限定ね」
ミランダ「えぇ!朝食だけじゃないのかぃ!!」
セリナ「昼間も酔うのは駄目よ!夜だけよ」
ミランダ「わ、わかったよ、セリナ〜」
こうして6人は、いつもの他愛ない会話をして酒場へと向かうのであった。
向かう最中に話しを進める。6人はドーバー海峡の渡る方法を決めていた。
始めにドーバー海峡の近い町、カレー港町に向かい。そこで夜まで過ごす。
そして深夜にユリアの魔法である。浮遊魔法である。浮遊ホウキで皆と馬車を運ぶ計画であった。
幸い、誰もこの時代に『飛ぶ技術』を持っていない。今から飛行と言う技術が出る始めるには遥か遠い未来である。
次回、97話。リヨンを出発します!いざ目的地へ!




