第94話。リヨンからカレー港町を目指します!?
前回までの話では、サムとミランダは弟子同士の雑談をしていた。そしてミランダは「本音」を伝える。
本音を聞いたサムは戸惑う、そこへセリナが近寄ってくる。
セリナはミランダに対して……。
サムとミランダは未だ、お互い話し合っていた。セリナとレオはジャンヌを探しに市場へと向かう。
ジェイコブは部屋へと戻っていた。ゆっくりと過ごすしていた。時より「風の精霊」が話し相手になる。
そしてユリアも一人で宿屋から外に出ていた。時刻は午前9時になろうとしていた。
ユリアは始めに宿屋付近の住宅の住民に尋ねる。
ユリアは一軒屋の扉をノックする。コンコン。と。
すると一人の若い男性が扉を開ける「はい?どなた様ですか?」
ユリア「聞きたい事があるの、ドーバー海峡を知ってるかしら?」
「私はこの街から出た事がないので知らないです」
ユリア「そう……出てくれて、ありがとう」
次の住宅へと向かう、そして住民に同じ質問する。
それが30件も続いたのである。ユリアは考える。
「街の外に出た事がないのね、まるで勇者ね」
ユリアはふっと勇者の事を思いだす「クスッ」と笑うのであった「あの時も勇者は都市の中が多かったわね」
ユリアは次に観光客に話しを聞いてみる事にした。
ユリアはとにかく大きなバックパックを背中に背負ってる人たちに声をかける。
そして遂にドーバー海峡を渡ってきた旅人を見つける。
ユリア「お願いがあるの!渡る前に村か街は?」
旅人「あぁ、あるよ、確かカレー港町だね」
(※カレー港町。ドーバー海峡のフランス国の北部に位置する港町である。建てられたのは今から13世紀(1300年)まで遡る)
旅人はユリアに対して詳しくカレー港町を説明したのであった。
カレー港町からドーバー海峡までの距離は24マイルである。
(※その距離、現代では40kmである)
そしてユリアはついでにリヨンからカレー港町の距離も聞いみたのであった。
リヨン都市からカレー港町の距離は400マイル。
(※その距離、現代では670kmである)
旅人「君は偉いね、親から言われたのかな?」
ユリア「うん〜パパとママが聞いてきなさいて!」
旅人「はは、これをあげるよ、クッキーだ」
ユリア「わ〜い!ありがとーおじさん!!」
こうして旅人は少女に手を振って去っていく。
「クッキーよりも金貨が良かったわね〜」
なんだかんだでクッキーを食べながら戻る「女の子」であった。
「まったく!子供なのに情報の収集頼むなんて!」
「か弱い少女を1人にするなんて、どうするの!」
「モグモグ……戻って〜ごろ寝しょうかしら〜」
「このクッキーはバターちょっと欲しいわね」
次のクッキーを食べようとした時だった……。
「ドン!」と長髪の少女の肩に当たる。その衝撃で手からクッキーが落ちる……。
「あ―!最後のクッキーが!……ちょっとー!」
ごめんなさい……急いでるの……またね……おばさん。
長髪の少女は手を振って去っていく……。
「誰が『おばさん』よ!まだ『純粋な子供』よ!」
こうして『初めての◯◯◯い』ならぬ?
『1人で情報収集を出来るかな?』は終わった。
次回、第95話。セリナとレオとジャンヌ。




