第93話。弟子と弟子だけの雑談。
前回までの話では、ユリアたちは、再度、「目的」を確認する。それは異端とは関係ない。自分たちの「村を建てる」事であった。
その為にはドーバー海峡を渡る事が前提であった。
そしてミランダは「酒を控えめに」とセリナに注意される。
ユリアたちは朝食を済ませて、いつもの各自の自由行動をしていた。時刻は午前8時過ぎようとしていた。
ユリアは珍しく女性陣部屋で何やら籠もっていた。
ユリアは心の何で呟く「プリンも大事だけどドーバー海峡を渡る模索しないとね」
ユリア「きっと近くに人が住んでるはずだわ」
ユリアはドーバー海峡に近い集落を聞く事にした。
リヨン都市でドーバー海峡に詳しい人を探しだす事であった。それを第一目的に決めた。
セリナ、レオ、ジェイコブは食堂でまだ、くつろいでいた。
サムとミランダは弟子同士の雑談をしていた。宿屋の外で離れた場所での話しであった。
「サム?どうしたんだい?呼びつけて」
「ミランダ、この最近、酒が入ってるな」
「あぁ、あたいは酒好きだからね……」
「そうではないだろ?気を紛らわしてるだろ」
「な、何を言ってるだぃ!!サム」
「分かるぞ、ホワイト様が消えた影響だろ」
「サム、本音を言いたい……」
「聞こうか……ミランダ……」
「もう、ここで住むのはどうだい!」
「なっ!何を言ってるだ、ミランダ!?」
「だって!そうだろ?普通に暮らせるだろ!」
「ユリアが魔法を使わなけば平和さね!」
「ミランダ!そう言う意味ではないだろ!」
「いいや!あたいは間違ってないのさ!」
「考えてみなよ!あの魔法のせいで………」
「ミランダ……魔法のせいにするつもりかっ!?」
「あたいは……もう嫌なのさ、大切な……」
「ミランダ、どうしたんだ!?急に」
「わざわざ、危険を冒してまで行くのかい!」
「ミランダ、ここでは安堵できないぞ!?」
「ならば!ユリアだけ一人で行かせな!」
「魔法を使えば協力なんて要らないだろ!」
「ミランダ!聞き捨てならないわよ!」
するとセリナが早歩きでミランダに近寄る。
そして「パチーン」とミランダのほっぺを平打ちするのである。
セリナは2人を探していたのである。話しを聞いてしまったセリナは……。
セリナ「ミランダ、まだ酔ってるのね」
ミランダ「セ、セリナ!?あたいは……」
セリナ「目を覚ましなさい、ミランダ」
サム「ミランダ、間違いを正そう」
サム「ユリア姫はいつでも魔法を使う前向きだ」
セリナ「あの子は私たちの為に魔法を控えてるの」
ミランダ「あたいが悪かったよ……セリナ」
セリナ「謝るのは私じゃないでしょ?」
サム「もういい、この話しは終わろう」
サム「所で?セリナ姉さんは何故?ここに?」
セリナ「レオと一緒にジャンヌお嬢様を探すの」
サム「それで、俺たちを見つけたのか……」
ミランダ「ご、ごめん、サム、セリナ!」
セリナ「私も叩いてごめんなさいね、ミランダ」
セリナはミランダを力強く抱きしめる。
ミランダから一粒の涙がこぼれる。
そしてサムは心の何でつぶやく。
「そうだ、団結をしなければ生きていけないだろ」
「ですよね……ホワイト様……」
こうしてミランダは酔から覚めたのであった。
レオが合流した時は既に収まっていた……。
第94話。リヨンからカレー港町を目指します!?




