第83話。6人だけの秘密。
前回までの話では、ユリアは念願のお風呂へと向かう。そして遂に浴場を見つけて。『中世温泉』を堪能するのである。
初の浴場でセリナとミランダは少し戸惑う……。
ユリアたちは『浴場』を楽しむのである。時刻は午前8時を過ぎようとしていた。
ユリアたちが『浴場』に行ってる間、サム、ジェイコブ、レオは市場のレ・アル・デ・リヨンにいた。
レオはある物に目を奪われていた。それは「人形」であった。
レオ「サムお兄ちゃん!これ欲しい!」
サム「ん?不思議な生き物だな……」
ジェイコブ「ふむ、変な形をしてるのぅ」
サム「店長、これはいくらだ?」
店の店長「それは、貴重な物だ、金貨1枚だな」
サム「金貨1枚!高いな……」
するとレオはサムに眼差しを向ける。
それを見たサム「よし!それを買った!」
レオ「ありがとぅ〜サムお兄ちゃん!」
店の店長「大切にするんだな……」
サム、ジェイコブ、レオは色々な店を回っていた。
レオ「サムお兄ちゃん、朝食とろうよー」
サム「そうだなぁ、どこかで食べよう」
ジェイコブ「ワシも賛成じゃ、食べようかのぅ」
レオ「あっ!あそこ美味しそうな匂いがするよ!」
レオは走って店に近寄ろうとしていた。その時であった……一人の少女がぶつかる。
少女はコケてしまう。レオは慌てて助け起こそうとする。
レオ「ご、ごめんね!大丈夫!?」
三つ編みの少女「うん……大丈夫……ありがとう……」
少女はレオの手を握る。そして立ち上がる。
三つ編みの少女「君は……大丈夫……?」
レオは顔を赤らめる「えっ!?あ!う、うん!」
サムとジェイコブがレオの所に駆け込む。
サム「レオ!走ったら、あぶないぞ!」
ジェイコブ「お嬢ちゃん、大丈夫かのぅ?」
三つ編みの少女「大丈夫……その……人形……不思議」
レオ「うん!変わった人形だよね!」
三つ編みの少女「あ……!いけない……用事あるから」
レオ「そ、そうなんだね、またね!」
三つ編みの少女「またね……バイバイ……」
レオ「ユリアお姉ちゃんより正反対!」
サムはつぶやく「これは惚れたな……」
ジェイコブ「若者が羨ましいのぅ!」
レオは三つ編みの少女の姿が見えなくなるまで永遠に見つめていた……。
これが初めてのレオにとっての「初恋」であった。
ジェイコブ「ところで、ユリア姫たちとは、どこで合流じゃ?」
サム「この先の酒場で合流予定です」
ジェイコブ「ならば酒場へ行こうかのぅ」
2人は移動を始めた、レオは三つ編みの少女が去っても遠くを眺めていた。
ジェイコブ「これ!レオよ、行くぞ!!」
レオ「えっ!?あ、うん!」
3人は酒場へと向かうのであった。
そして10分の市場内を歩いていくと酒場を発見した。3人は酒場へと入る。
ユリア、セリナ、ミランダが手を振る。
サム「ん?何かいい匂いがするな?」
ジェイコブ「これは、香水かのぅ?」
ユリア「シャンプーとボディソープの匂いね!」
セリナ「お風呂と言うのは、心がすっきりするのですよ」
ミランダ「あたいは、鍋の中にいた感覚したよ」
サム「また……会えるかなぁ〜」
ユリア「レオ!どうしたの?」
サム「なに、少し恋の病だ……」
ユリア、セリナ、ミランダ「恋ぃぃぃい!!」
ジェイコブ「思った通りの反応じゃな……」
セリナ「レオ!お母さんが定めますからね!」
ユリア「そう言う、問題なの!!」
ミランダ「だぁー!その前に話しがあるんだろ!」
ユリア「わ、忘れていたわ……!皆聞いてほしいの」
ユリアは小声で全員に説明をした。お湯で身体を洗うのは毎日が無理でも。
ときより『魔法の力』で体を綺麗にしょうと言う。提案であった。
ユリアが考えた秘策はこうである。
始めに土魔法で浴場を作る。そして水魔法で水を足す。次に火魔法で水を沸かす。これで浸かれるはずだ……と提案したのだ。
ユリア「先にサムが試してほしいのよ」
サム「俺が!?大丈夫なんだろうな……」
ユリア「大丈夫よ、試行錯誤するから」
サム「分かった、いいだろう」
こうして全員が頷く。
シャンプー、リンス、ボディソープは使う容量を何週間に決めたのである。女性だけに決めたのだ。
シャンプー、リンス、ボディソープは貴重だからだ。
するとユリアが。ある人形を見つめていた……。
その人形はサムが金貨1枚で買った人形である。
ユリアは驚く「こ、この人形て……!!」
次回、第84話。それ、ゴーレムだから!!




