第73話。香辛料、絹、絹糸の取引!?
前回までの話では、ユリアたちは朝食を摂ってた時にドナテッロ組長が別れの挨拶へと来た。
そして。ユリアは何かが、吹っ切れたのか。
鶏の丸焼きを注文する…。
ユリアたちは市場へ向かっていた。取引をする為である。時刻は午前8時である。
今の天候は曇りになっていた。
ユリアたちは急いで市場へと向かったのだ。
ユリアたちはレ・アル・デ・リヨンにいた。
(※レ・アル・デ・リヨン。中世の経済活動を支えた。尚、現代の時代にも存在する)
(※現代でも存在感を誇っている市場である、食材の調達だけではなく、食文化もである)
そしてレ・アル・デ・リヨンでは食料品だけではなく。多くの交易品。お店が並んでいた。
(※食料品。野菜、果物、肉、魚、香辛料。)
(※日常品。布、装飾品、絹、絹糸。)
レ・アル・デ・リヨン市場では賑わいを見せていた。小粒の雨でも気にしないのである。
レオとユリアは喜ぶ。走って見て回る。
サム「おぃ!迷子になるぞ!」
セリナはクスッと笑う。「もう元に戻ってますね」
ミランダ「まぁ〜所詮、子供さね!」
ジェイコブ「うぬ、それがユリア姫らしいのぅ」
サム「まったくだ、子供てのは分からん!」
ユリア「セリナ〜!こっちこっち!」
レオ「お姉ちゃん、見てよ、これ面白いよ!」
サム「いいか、先に取引場所に向かうぞ」
セリナ「そうですね、ドナテッロ様に預かった金貨で取引しないとですね」
レオ、ユリア「え〜後でいこうよ〜」
ミランダ「ったく!先に取引に行くんだよ!」
ジェイコブ「後で、ゆっくり見れば、よかろう」
こうして6人は取引場所へと向かう。
取引場所のお店には一人の取引男性が居座る。
取引の男「待っていたよ、ドナテッロ様の同胞で?」
サム「あぁ、そうだ、金貨はここにある」
取引の男は物資を叩く。「これはイングランド国まで持っていけるのか?」
サム「問題ない、大丈夫だ」
取引の男「なぜ?そう言い切れる?」
サム「ドーバー海を渡れる自信があるからだ」
男は少し考え込む。髭を触ったり、腕を組んだり。考え込む…。ひたすら…。そして。
取引の男「よし、その話しに乗ろう」
交易品の取引は損をする事はしない。
これは、どの時代でも同じ事だろう。
サムは金貨を渡して香辛料、絹、絹糸を交換したのであった!。
取引の男は後で馬車に運ぶ事を約束をした。
こうして取引は成功したのである。
ユリアたちは頭を下げて去っていく。
するとユリアがサムに質問する。「ドーバー海て海て事よね?」
セリナ「ユリア、そのまんまの意味ですよ」
レオ「海ー!楽しみ!」
ミランダ「海て…船がいるだろ!」
ジェイコブ「ミランダよ…当然じゃ…」
サム「ユリアお嬢、その飛ぶ魔法は、物を運べるのか?」
5人は驚く。いつものサムなら「魔法は使うな!」と言う、張本人が。
ユリア「珍しいわね、サム、どうしたの?」
サム「ユリアお嬢の言う事も、一理あるって事だ」
ジェイコブ「ふむ、あの時の話しじゃな」
ユリア「えっ…?どの話し!?」
セリナ「ユリア…あの会話から2時間も経ってませんよ…」
ミランダ「あんた…うそ…だろ?」
レオ「お姉ちゃん…もしかして…結構な歳なの!?」
ユリア「し、失礼ね!ここに来る前は…35歳なんだから!」
5人は全員が一斉につぶやく「35歳!!」
(※精神年齢ユリア35歳。ユリアは最年少でありながら、魔法学校の『校長』に抜擢された。その歳…わずか25歳である。)
セリナ「今のお話しは聞かなかった事にします」
ミランダ「あんた…ぷっ…よし、終わりだね」
レオは心の中でつぶやく。「お姉ちゃん…おば…違う!お姉ちゃんは…お姉ちゃんだもん!」
こうして取引は終わったのであった…。
次回、第74話。目指すはドーバー海。




