第50話。こうして5日が終わりました。
前回までの話では、ユリア一行は補給調達を終え、宿屋に戻る。そして部屋で雑談をしていると、商人と名乗る者が現れる。もの凄く警戒する。ユリア一行…。
だが、それはホワイトの伝言だった…。
ジェイコブお爺ちゃん。ジェイコブお爺ちゃん、いいよ、皆、寝たよ。
おぉ、レオよ、助かるかのぅ。
暗いのぅ、レオよ、ロウソクを頼もうかのぅ。
うん、待ってて。廊下のロウソクを持ってくるね!
所で、レオよ、日記はどこじゃ?
あれー?サムお兄ちゃんが持ってるじゃ……。
よいか……サムを起こしてはならん……。
これはのぅ、2人だけの秘密じゃ!
うん!なんか、かっこいい!極秘だね!
ぷぷー。交換日記てのはねー。前の人が書いたならバレれるだからね、それが交換日記なの!
なんだ~そうなんだね、えっ…!?
む?。レオよ?今、何か言ったかのぅ?
今…声が…聞こえたような……。
少年君、こっち、こっち!
えっ?。えっ?。誰ー!!
なんじゃー、お主は!小さな人間じゃと!
2人の大声でサムが起きてしまう。
そして隣の女性陣もロウソクを持って駆けつける。
サム「うぉ!!なんだ!コイツは!?」
ユリア「どうしたの!何かあったの!?」
セリナ「レオ!どうしたのですか!」
ミランダ「えっ?もう朝なのかい?」
レオ「お、お、お姉ちゃん、でた!魔物!」
風の精霊「失礼ね!私は精霊だもん!」
(※風の精霊。手の平サイズで、羽根は無いが、浮遊している。周りを明るく照らしていた。この精霊は風の属性である。『緑』ぽく輝いてる)
ジェイコブ「あれかのぅ?神話に出てくる妖精かのぅ?」
セリナ「まぁ、なんて可愛らしいのかしら」
風の精霊「可愛い!偉いぞ〜♪」
ミランダ「あたい……寝る……おやすみ」
ミランダは先にもう一度、就寝につくのであった…。夢を視てるに違いない……。そう思ったミランダであった。隣の部屋に戻る。
レオ「これ?お姉ちゃんの魔法なの?」
ユリア「そうよ、『召喚魔法』って言うのよ」
ユリアは皆に召喚魔法を説明したのだ。
(※召喚魔法。精霊を使徒として召喚する魔法である。上位になると強力な召喚魔法を唱えられる。ユリアは中級魔法の召喚を習得していた)
(※精霊は手の平サイズで魔法使いには人気が高い。ゆえに召喚師を目指す者も多い。それはユリアが居た別世界での、お話し。)
サム「おぃ!魔法は禁止だぞ!」
ユリア「仕方がないでしょ、寝首とか嫌よ!」
(※寝首。就寝中に首を…ここは、あなたの想像に任せよう…。)
レオ「可愛い!妖精さん!」
風の精霊「少年君、精霊よ♪」
ジェイコブ「うぬ、これなら誰も分からんのぅ、妖精様」
風の精霊「お爺ちゃん…精霊よ…♪」
サム「とにかく…だ!この妖精を消せ!」
風の精霊「精霊って言ってるだろうが!」
5人は風の精霊を目を細めて見つめる。
すると精霊がいきなり態度を変える。
風の精霊「今のは失態なの!テヘペロ♪」
サム「テヘペロ…?それも魔法の一つか!」
ユリア「私も…最初は勇者に同じ事を言ったわ…サム…」
(※勇者。ユリアの元世界で日本人を転移された人間である。)
セリナ「可愛い、可愛い、精霊様、手にお乗りください」
風の精霊「流石はユリアの師匠〜、わかってるもん!」
風の精霊はユリアに耳打ちするのであった。
ユリア「やだ、サム様たら!先に私たちよりも爆睡だなんて〜」
風の精霊「ね〜護衛を任された本人なのにね〜ププ」
サム「……」
サムは心の中で呟く。「妖精も主に似るのか…」っと…。半分、呆れが顔であった……。
セリナ「いいから早く、皆もう一度、就寝しますよ」
ユリア、レオ、風の精霊「はい〜お母さん〜!」
精霊で気を取られ、気づいていないだろう……。既に時刻は午後23時を回ってる事に……。もうすぐ「一日」が終わる事さえも……。
こうして、魔法使い少女ユリアの5日が終わった。
次回、第51話。6日目の朝が始まります!。




