第42話。5日目の朝食は……。ケーキは別腹!
前回までの話では、毎日の朝が始まる、起床して、ホワイトは今日の予定を決める。一つ目は物資の補給と…。二つ目は商人ギルドへの訪問であった…。そしてセリナはユリアの面倒を見始める…。
レオとミランダは密かに食事をする…。
ホワイト、サム、ジェイコブの3人は商人ギルドへ向かっていた。馬繋場の所まで戻っていたのだ。そして分かれ道が続いていた。
その奥へ進むと目立つ建物があった。目を引く建物が現れた。その建物は特異な外観で、巨大な木製倉庫の隣に2階建ての大きな建物が建っていた。サムは驚きの声を上げた。
サム「馬繋場の奥に、こんな施設があるとは!」
ホワイト「以前から気になっていた建物だ」
ジェイコブ「この倉庫は交易馬車用じゃな」
ホワイト「ジェイコブ殿、その通りだ!」
その時、交易馬車が倉庫の中に入っていくのが見えた。3人はその様子を眺めていたところ、1人の男が近づいてきた。男の態度はどこか威圧的で、鋭い視線を向けていた。睨むのだ。
商人ギルドの関係者「ここで何をしている!」
ホワイト「怪しい者ではない。実は商人ギルドへの加入を希望して参ったのだ」
この言葉を初めて聞いたサムとジェイコブは驚いた。サム&ジェイコブ「えっ!? 何じゃと!?」
サム「ホワイト様、初耳です!」
ホワイト「詳細は後で話す。サム、ジェイコブ殿」
商人ギルドの関係者「私が決める立場ではない。組長に直接話せ」
ホワイト「今からでもお会いできるだろうか?」
商人ギルドの関係者「お前、目が見えないのか? 今、交易品の仕分けで忙しいんだ!」
商人ギルドの関係者「出直してこい! 朝は特に忙しい。後で組長に伝えておく!」
ホワイト「では、改めて伺おう。私の名前はホワイトだ。伝えておいてもらいたい」
商人ギルドの関係者「訪問リストに記入しておく…ホワイト、か」
関係者は心の中でつぶやいた。「ホワイトって、色の名前だよな……」そして、関係者は続けた。
商人ギルドの関係者「さあ、忙しいんだ。もういいだろう!」
関係者は手で追い払う仕草をし、3人は渋々来た道を戻ることにした。
サム「なんて失礼な態度だ。追い出すなんて!」
ホワイト「まあ、我々が突然訪れたのだからな」
ジェイコブ「追い返されるのも仕方ないのぅ」
ホワイト「一旦、宿屋に戻り朝食を取ろう」
サムとジェイコブは頷き、3人は宿屋へ戻った。時刻は午前8時頃であった。
宿屋へ戻る道中、サムが呟いた。「ユリアお嬢様とレオが食べたそうに見ていたものがあるのですが」
すると、ホワイトが興味をそそられた様子で尋ねた。「ほう、それはどのような食べ物だ?」
3人はある店に向かった。それは貴族御用達のお菓子専門店だった。早朝から準備をしていたのか、店内の棚にはケーキ、クッキーサンド、そして「マッケローネ」が並んでいた。
ホワイトはそれを見て、「懐かしいな」と呟いた。
サム「このお菓子のことをおっしゃっているのですか?」
ジェイコブ「うぬ、ぜひ食べてみたいのぅ!」
ホワイト「これは北イタリアの修道院で食べたことがある」
(※マッケローネとは、アーモンドと卵白を使用した焼き菓子であり、「マカロン」の元祖ともいえる。)
マカロンが広まったのは16世紀頃で、メディチ家のカトリーヌがフランスに嫁いだ際に洗練され、現在のマカロンの形になった。
ホワイトはユリアとレオのためにマッケローネを購入した。事前にセリナから金貨を受け取っていたホワイトだった。こうして3人は宿屋に戻り、全員で食事をすることにした。
食堂に集まった一同。今日の食事は少し豪華だった。パン、野菜スープ、野菜の盛り合わせ、そしてこんがり焼けた肉が用意されていた。朝食にはケーキとクッキーも並んだ。
ケーキは6等分に丁寧にカットされており、クッキーは専用の箱に美しく詰められていた。それを見たユリアとレオは目を輝かせた。
ケーキ(6等分)銀貨36枚(108,000円相当)
※ケーキ(1個)銀貨6枚(18,000円相当)
※バタークッキー(6人分、10個入り1箱)銀貨6枚(18,000円相当)1個あたり銀貨1枚(3,000円相当)ケーキとクッキーで合計、金貨1枚を消費。
高級なお菓子が揃い、食卓は華やかになった。
ユリア「レオ、さあ食べましょう!」
レオ「うん、お姉ちゃん!」
ミランダ「こんなに使って大丈夫なのかい?」
ホワイト「次の街までは遠い。たまにはいいだろう」
サム「次の街は確かリヨンですね」
ジェイコブ「1日では着かんのぅ」
セリナ「あら?、レオの唇に何か付いているわ…」
ミランダ「レオ、見せな…。あぁ、気のせいさね」
ミランダはさりげなくレオの唇を拭き取り、証拠を隠滅したのだった……。
次回、第43話。師と弟子の誕…お姉ちゃんが怒ったー!。




